このひとときのご縁に
心より感謝申し上げます
京都巡礼の最後にお伝えするのは
信仰からみる京都2026
「門前菓子~北野白梅町~」
祇園祭で賑わう京都滞在最終日。
7月18日に開催された「信仰からみる京都2026」に参加しました。
実はこの講座は、すでに募集が締め切られていました。それでも諦めきれず前日に問い合わせをしたところ、ご縁をいただき受講できることになりました。
参加した一番の理由は、会場である有斐斎弘道館(ゆうひさいこうどうかん)で、この時期ならではの祇園祭の展示を拝見したかったからです。
長刀鉾ゆかりの貴重な品々を間近で見ることができ、講座が始まる前からワクワクしていました。
歴史ある学びの場・有斐斎弘道館
有斐斎弘道館は、江戸時代後期の儒学者・皆川淇園が創設した学問所を受け継ぐ歴史ある文化施設です。
京都御所の西側に位置し、数寄屋造りの建物と美しい庭園を備えた静かな空間は、京都文化を学ぶのにふさわしい場所でした。
お茶室から眺める青々とした庭園は美しく、祇園祭の熱気とは対照的な静けさに包まれ、心穏やかな時間が流れていました。
講師・太田達先生のお話
講師は、有斐斎弘道館理事で立命館大学教授、そして京菓子司「老松」の当主でもある太田達先生です。
祇園祭の起源である御霊会や祇園信仰、神仏習合、門前町の成り立ちまで、わかりやすくお話しくださいました。
祭りは単なる年中行事ではなく、人々の祈りが千年以上受け継がれてきた文化であることを京都で学べたことは、大変貴重な経験でした。
また、門前町で生まれたお菓子が京都を代表する和菓子文化へと発展したことを知り、信仰と食文化の深い結び付きを改めて感じました。
特に印象に残ったのは、伝統を大切にしながらも、新しい感性を柔軟に取り入れる太田先生の美意識です。
庭園に置かれた作品にも、その遊び心とお人柄が感じられてきました。
老松の特別菓子「ふのやき」
講座では、京菓子司「老松」の特別菓子「ふのやき」をいただきました。
八坂神社のご神紋があしらわれた特別仕様で、薄く焼き上げた生地に求肥と、山椒がほのかに香る白味噌餡を包んだ、京都らしい上品なお菓子です。
講義の余韻に浸りながら、美しい庭園を眺めて味わう「ふのやき」は、祇園祭の世界観を五感で感じられる特別な一品でした。
学びを終えて
当初は祇園祭の展示を拝見したいという思いから参加した講座でしたが、それ以上に、祭りの背景にある信仰や歴史、そして門前町から育まれた和菓子文化について学ぶことができ、実り多い時間となりました。
歴史ある有斐斎弘道館で講義を受け、美しい庭園を眺めながら老松の特別なお菓子を味わう。
そのすべてが、京都ならではの豊かな文化を感じさせてくれました。
締め切り後にもかかわらず、ご縁をいただいて参加できたこの講座。そのご縁が、京都文化の奥深さに触れる新たな扉を開いてくれたように思います。
祇園祭の京都に滞在してみると コンチキチンの響きと一緒に、新しいご縁と学びを与えていただきました。
歴史や信仰を知ることで、いつもの景色さえ違って見えてくる。
そんな京都の奥深さを、あらためて感じた一日でした。
ご縁に感謝
さされいこ
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