父の納骨 | ささのブログ

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稀代の天才の活躍で連日のニュースはメジャーリーグばかり。日本のプロ野球は全く話題にならなかったが、どうやら阪神タイガースが優勝したらしい。私は野球は積極的に嫌いなので、毎年、中継などは見たことはない。それでもニュースで取り上げるので、情報はそれなりに耳に入ってくる。

 

先述の通り今年は日本の野球のニュースがほとんど無かったが、さすがに優勝が決まると取り上げている。タイガースの優勝で、道頓堀川は厳戒態勢。大量の警察官を集めて、飛び込み防止をしていたが、こんなの税金使ってやることなのだろうか?どう警備をしても飛び込む輩は出るのだから、自己責任で勝手にやらせておけばいいのに。

 

父の死から半年が経ち、ようやく納骨が終わった。場所だけは生前に買っておいたので、墓石を新たに作成。東日本大震災の際にほぼ全ての墓が倒壊したので、横に平べったいデザインにした。昭和の感覚で言うと、外国人の墓のようだ。先月の新盆の際に、お坊さんに納骨の法要を頼んでおいた。9月なので台風が心配だったが、台風13号で大惨事となった7日前だったら延期になっていた。

 

服装は、特に何も考えていなかったが、納骨式に参列する従兄から、「黒服を着るのか」と、数日前に尋ねられた。私は予備知識が無かったので、雅楽教室の生徒で墓石屋の社長をやっている人に尋ねると、「地域差はあるが、親族は基本礼服、参列者は黒系ならOK」とのこと。急遽、礼服を用意してキャリーバッグに詰め込んだ。もちろん、冬兼用。これを真夏日が続いている今、外で着るのか!?

 

納骨当日、空は雨雲が広がっている。予報では午後から雨。式は11時からなので、なんとか降らないでもらいたい。出来たばかりの墓に行くと、墓石に白い布が巻かれている。「除幕式」をやってから「納骨の儀」に移るらしい。この辺りも私には予備知識が全くない。火のついた線香を、一家を代表して受け取ったのだが、置く方向がわからず、お坊さんから「火のついている方が左側です」と教えられた。

 

始まるとポツポツと雨が降り出したが、すぐにやんで、予定通りに進行。「除幕式は、先祖に新しいお墓をお披露目するためのもの、納骨はこれから入る故人の為のもの」だと言うことが、徐々にわかってきた。卒塔婆を1本頼んでいたのだが、墓には塔婆を立てる物がない。式の間は取りあえず後ろに立てかけたが、翌日の朝には倒れていたので、新たに塔婆立てを注文となった。墓石はかなり高額だったのに、塔婆立ても墓石屋の仕事じゃないの?

 

納骨が終わり、家に戻ったら、半年間組んでいた祭壇を畳んだ。これからは仏壇が家での父の居場所となる。6月に私が苦労してミシンがけした、ベルベットの仏壇囲いもようやく日の目を見る。父専用の大きな箪笥を整理していると、父が遺したサプライズプレゼントを発見。遺影の父は、「やっと見つけてくれたか~」とホッとしているように見えた。