新盆 | ささのブログ

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再放送中の「あまちゃん」に出てくるピエール瀧氏演ずる寿司屋の大将、何か訊くと不気味な笑みで返してきて、鈴鹿ひろ美が「小林薫の真似してんのよ」と言っていた。本放送のあった10年前は「小林薫の真似」の元ネタがわからなかったが、今は違う。ここ数年ハマりまくっているドラマ「深夜食堂」のマスターだ。元ネタがわかってから見ると、全然似ていない。似てないことを含めてのパロディーなんだと納得。

 

コロナを忘れたように日本全国で旅行狂想曲が鳴りまくっているが、台風でどうなるか。お盆に入ると、台風7号が直撃するとか。その「お盆」だが、うちでは今年は特別だ。というのも、3月に逝った父の新盆で、いわゆる「本家」じゃなかった我が家では未経験の行事。幸い、長男に嫁いだ姉が、義両親の新盆を経験していて詳しいので、全て仕切ってもらっている。経験の無い者からすると、自宅というよりも斎場レベルにしか見えない様々な飾りに、仏間が彩られて行く。

 

提灯や行灯など、中に電球を仕込んだものが計12個(なんて数えるのかがわからない…) お膳も普段のものではなく、お盆専用。玄関わきには提灯。これは、仏さまが家を間違いないように吊るすらしいが、父の遺骨はまだ墓に入っていないので、迷いようがない気がするが…。弔問に来られる方へのお返しも、親戚、知り合い、ご近所と、不確定なので多めに注文、余ったら買ったところで引き取ってくれるそうだ。

 

昨日はお坊様に来ていただいての法要。自宅にお坊様が来てお経をあげる、というのも初体験。19歳で東京に出たきりなので、親類の新盆なども出たことが無かったため、この種の知識はほぼ皆無。全く役に立たない長男だ。すべては姉様の指示通り動いている。提灯行灯その他の装飾品が入っていた箱が2階にびっしり。出すよりも仕舞う方が手間らしい。なんか、ひな人形のようだ。

 

もうすでに少しずつ弔問の方々にお越しいただいているが、どうやら明日からが佳境らしい。田舎なので皆、車で来るため、駐車場の案内も必要。私は舞台があるため、今日一旦東京に戻ってきたので、全くの戦力外。姉一家に頼りっきりだ(・・;) 14日に実家に再び戻るが、台風7号の進路・スピード次第では常磐線がストップしている可能性もある。その際は高速バスか?だが、電車が止まっているのに高速バスが走っているだろうか?そもそも急な予約など取れないだろう。

 

これまでは仏間も何もない家だったので、「自宅でここまでやるの!?」という驚きの連続。五十路にして知恵熱が出そうだ。行政への手続きもそうだが、家族が亡くなった年はこれほどまでにやることが多いのか、よく他の方々は滞りなくやっているもんだと感心しきりだ。そういえば、一番の懸案だった相続の法的手続きが、行政書士に依頼してようやく済んだ。亡き父もホッとしていることだろう。