仏壇囲いカーテンを製作 | ささのブログ

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朝の散歩で立ち寄ったコンビニに、腕時計特集の雑誌があった。最近、腕時計熱が再燃しているので買ってみたのだが、雑誌を買うのは何年振りか。コロナ以降で買った覚えがないので、少なくとも3年以上ぶりだ。書籍を買わなくなって久しいのは私だけではあるまい。スマホの普及に伴い、街なかから書店が消え、コンビニの雑誌コーナーが狭くなるわけだ。

 

その、購入した腕時計特集の雑誌、中を見るとウン百万円のものがほとんど。安くても数十万、高いものでは1千万円超えのものも多々ある。高級外車を買うのと変わらない値段の腕時計ばかりしか載っていない雑誌、だれのための情報を載せているんだろう。読者対象が全くわからない。少なくとも表紙に「超高級品特集」くらい書いてほしいものだ。私には、なんの参考にも、目の保養にもならなかったので、即ゴミ箱行き。数年ぶりに買った雑誌なのに…

 

 

父が逝き、3か月が経った。四十九日を済ませ、数々の手続きを行い、墓も注文中。それにしても、人が亡くなった後の手続きの書類の多さは予想外。ファイリングした書類は、昔のタウンページくらいの厚さになっている。あらゆる省庁がデジタルでつながり、マイナカード1枚を持って、一つの窓口に行けば全て終了、と言うのが理想だが、トラブル続きで存続も危うい昨今のマイナカードの状況を見るととても無理だ。

 

父の仏壇を買った。うちは本家じゃないので、これまで墓も仏壇もなかった。本家ならば新たな故人は位牌を作れば済むだろうが、うちは何もないので一から揃えなければならない。祭壇を作った部屋に、腰から上の戸袋式の押し入れがあるので、その半分を空けて、そこに仏壇を置くことにして、採寸し仏壇屋でぴったりの大きさのものを購入。

 

押し入れに入れてみると、仏壇の隙間から押し入れの隣の荷物が見えるのがかっこ悪い。これは、早急に何とかしたい。考えたのが、カーテンのような生地で仏壇を覆うこと。生地は温かみがあり豪華に見えるベルベットがいい。得意の、日暮里生地問屋街回りをして、頃合いのベルベッド生地を買ってきた。縫製は、ミシンが得意な実家の母がやるだろうと、生地を持って帰省。

 

寸法図を作り、新聞紙で型紙を切り、ダーマトグラフで印をつけ、裁ちばさみでカットして母に渡したのだが、ミシンがうまくかからないという。私も慣れていないミシンじゃないと嫌なので、裁断した生地を持って帰ることにした。東京に戻り、自分のミシンで縫製し始めると、生地の端がどんどん丸まってこの上なく縫いづらい。後から龍笛教室の生徒さんに聞いたら、丸まらないようにするテープがあるそうだが、そんな知識はなかったので、ひたすら丁寧に縫うしかない。

 

結局、全部ミシンをかけるのに8時間を要した。8時間、ミシンのペダルを踏み続けた右足のひざは、体勢が悪かったのか、その後数週間調子が悪かった。出来上がったカーテン、次の帰省で持ち帰って、ツッパリ棒を使って取り付けた。仏壇が濃いあずき色で、ベルベット生地も割合濃い色なので、全体的に暗く、圧迫感がMax。何とかしようと、思いついたのが間接照明。

 

ネット検索でリボン状のLEDライトを見つけたので、購入して、仏壇周りに付けて見た。すると、カーテンに立体感が出て、なかなかいい感じ。LEDが白系で、ちょっと明るすぎるので、パラフィン紙か薄い和紙で色合いを調整するか。新盆は祭壇をそのまま使うので、仏壇が父の家となるのはその後からか。その辺りも、初めてのことなのでまだよくわかっていないが、長男に嫁いだ姉が詳しいので安心だ。