PLASTICS FOREVER! | ささのブログ

ささのブログ

ブログの説明を入力します。

 

昨日のネットニュースには驚いた。「PLASTICSの中西俊夫さん死去」 中学の時に夢中で聞いていたプラスチックスのボーカルのあのトシちゃんか!? 恐る恐る記事を読んでみるとやはりプラスチックスの中西俊夫さんだった。これで、3年前の佐久間正英さんに続いて2人目、プラスチックスのメンバーが逝った。

 

記事を読んでみると、昨年の夏頃に食道にステージ3の癌が見つかり、闘病生活に入られていたらしい。数年前まで中西さんのHPはたまにチェックしていたが、FACEBOOKなどは全くやらないので、病気のことは全く知らなかった。

 

PLASTICS、イギリスでデビューし、その後日本で凱旋デビュー、日本でよりも欧米で人気を博していた5人組のテクノポップバンド。プラスチックスの音楽は、今聴いても斬新だ。その中で紅一点の佐藤チカさんとメインボーカルを歌っていたのが中西俊夫さんだ。

 

アメリカ公演の凱旋コンサートで水戸に来た時にはバンド仲間と聴きに行ったものだ。それから37年。プラスチックスの音楽は、数年前にLPを焼き直したCDを見つけたので、今もmp3プレーヤーに入っている。

 

PLASTICSの音楽は、1枚目のLPがキッチュでライト、2枚目になるとガラリと方向性が変わり、3枚目になると方向性のかじ取りが利かなくなっている。PLASTICSの音楽を聞いたことのある人のほとんどは、1枚目の印象が強いはずだ。これは、立花ハジメさんの目指した音楽で、中西さん・チカさんはアフリカ色の強いものがやりたくて、音楽の方向性の違いから解散したらしい。(所説あるようだが)

 

当時のインパクトは凄かったが、解散してもう37年。名プロデューサーとして活躍し続けた佐久間さんは別格としても、中西さんは言わば「知る人ぞ知る」的な存在だったので、今回の訃報がネットニュースで大きく取り上げられたのは、当時熱狂的なファンだったものとしてはちょっと誇らしい。

 

PLASTICSと言えばリズムボックス。ドラマーを入れずに、最初はドンカマタイプ(プログラムが出来ないプリセットのみのリズムボックス)で、そのチープ感がプラスチックスの音楽と絶妙にマッチして、キッチュでライトな世界を作り上げていた。リズムボックスの専任プレーヤーとして、ボタンを押すのが上手いだろうという理由で、当時大人気だったインベーダーゲームの達人を入れた、というのは伝説になっている。

 

佐久間さんが亡くなったときは、これでプラスチックスの音楽監督がいなくなったな、と思ったものだが、今回の中西さんの訃報は、プラスチックスの顔がなくなってしまったということだ。たった3年の活動期間だったが、結構な数の動画がupされているので、「PLASTICS」でググってぜひご覧いただきたい。

 

動画の中で、甲高い声で歌っている男性が中西さんだ。プラスチックスの最初のアルバムの楽譜、確かまだ実家にあるはずだ。今度帰省したときに探してみよう。プラスチックス最高♪中西さんに献杯!