償う。
例えば、最愛の人の命を誰かに奪われたとして、
その場合、
その命を奪った相手を僕は懲らしめるだろう。
形は十人十色。
僕が見た景色は、お揃いのユニフォームを身につけ、懸命に汗を流す姿。
僕が見た景色は、炎天下の元、一糸乱れず運動をこなしている姿。
ついさっきの話。
刑務所に足を運びました。想像よりはるかにキレイな場所で、想像より殺伐とした空気もなく。
特別に所内を案内していただきました。
僕は思います。
普段、一般の方が出来ない経験をさせてもらえて、本当に人として恵まれ、そして人に恵まれていると。
受刑者の方がすぐ隣にいました。
けれど、恐怖や偏見といった感情はなかったです。
同じ〝人〟として、汗を流す姿にガンバレと、そんな単純な気持ちがあったくらい。
確かにさっきまで隣に居た受刑者の方が、仮にでも人の命を奪ったとして、彼によって沢山の涙や憎しみが生まれたことも多いに想定できる。
過ちは犯してはいけないし、繰り返してもいけない、それは当たり前の事実。
もし、過ちを犯してしまったら、、の「もし」の先に居る人達。
しっかり償って、再び僕らと同じフィールドで泣いて、笑って、生きていってほしいと僕は純粋に思います。
そして、なぜ僕がこういったことを綴っているかというと、近々、広島市中区に構える、吉島刑務所でライブをします。
「矯正展」というイベントに参加します!!
「汗を流す」というワード。受刑者の方たちがあの高い壁の中で行っていること。
家具やバッグをはじめ、世の中の、人に役立つアイテムを工場で日々作られています。
矯正展はその受刑者の方たちが作られたアイテムの展示・即売会を兼ねて、開催されます。
僕はそこで歌を歌います。
名誉あることだと思います。
音楽は、人を、人の心を、
幸せにします。
不幸せにします。
笑顔を作ったり、
涙を流したり、
時には手を叩き、
共に歌い、
そんな人間らしいライブをしたいと思います。
そしてこの機会に一般の方に是非来ていただきたい場所でもあります。
僕は、音楽を通して届けたい。 伝えたい。
人は生まれゆくして〝愛〟をもっているのだと。
人はどんな過去があろうと、未来はあるのだと。
詳しい日程、時間が分かり次第、このブログにてアップします!!
シンガーソングライター
佐々木リョウ