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寒気が入ってきたので冷んやりとした空気の六甲山を今朝も楽しんできました。

下りはウインドブレーカー必須になってきましたね。

山頂でお一人の初心者と出会いましたが、フラットペダルで来られてました。私が初めて登った時は既にビンディングだったと思います。

 

 

さて最近、というか前からですが回転部品であるベアリングのセラミック化が軽量化に次ぐ人気です。

どこもかしこもセラミックベアリングのパーツを出していますが、一口にセラミックといってもいろいろあるので、セラミックだから良いんだと思わないように。

 

これはどちらもセラミックベアリングのプーリーですが、開けてみると明確な違いがあります。

 

そもそもセラミックは鉄より硬くてベアリング球だけをセラミックにすると球受けの部分が削れるといったことも起こります。なのでセラミック球+鉄球受けだと耐久性は低くなり、摩擦抵抗を減らすためにグリスも必要になってきます。そうなるとグリスの粘性で回転性能が左右されることになり、セラミックベアリングの滑らかな回転が損なわれてしまいます。奥の手として走るたびにオイルを指すからグリスは抜くという手段もありますが、毎日そんなことできないと思いますから、現実的ではないですね。

 

開けてみました。

左は球受け、支持器もセラミックでできているいわゆる開放型フルセラミックベアリングです。

右は球はセラミックですが、それ以外は金属製のシールドベアリングです。

フルセラミックの場合はごく少量のオイル(セラミック専用が望ましい)を定期的にさしておけばOK。その際にしっかりクリーニングすることをお忘れなく。汚れが噛んだまま回転を続けるとベアリングが痛みますからね。

 

金属のシールドが付いているベアリングなのでグリスを足すことはできませんから、実質、回転が鈍ってきたら交換前提のものです。でも結構いいお値段するんですよね。

セラミックと謳えばグレードが低いベアリングでも価格を上げやすいですから、ご注意ください。

 

二つ並べてテストしてみました。大きさが違い、遠心力も働くのでハンデとして大きい方(フルセラミック)を先に回しています。

 

あと大事なことですが、いくら良く回るベアリングであっても掃除を怠るとすぐに回らなくなりますから、メンテをほとんどしないという方は多少回転性能が落ちても耐久性の高い鉄球ベアリングを使った方がいいですよ。

 

なんでそんなにメンテナンスせなあかんの?

とよく言われますが、

レース機材とはそういうものです。

とお答えしています。

そういうものなんです、ご理解ください。

 

 

 

 

 

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