a sense of rhythm -7ページ目

空。

おまっとさんでした。

ムーラン・ルー純です。




ニコール・キッドマンが女性と知った時の衝撃を今もまだ忘れはしない。



だってキッドのマンなのに。



それではご一緒に、せーの…










モンマルトル!\(^o^)/












前回に続き鼻歌の話。


でも今回は泥棒のほう。





よくいますよね。




自分はそれが好きではないのです。



理解が出来ない。


理解が出来ない。



あ、理解が…出来ない。







そもそも冷静に俯瞰で見てみると、実は…



『人前で鼻歌を歌う』


この度胸ハンパない。




上手い下手関係無い。


カラオケ以外で他人の前で歌う事って、とてつもない勇気だと思うのです。



目の前で本意気で歌われると笑い飛ばせたりもするんですが、鼻歌だとなぜその選曲なのか、そもそもなぜ今鼻歌なのか、君の人生の直近に一体何があったのか…。






夜も眠れない。




こんな感じで、まわりの見る目が変わるかもしれないリスクを背負う。



鼻歌にはそれくらい度胸が必要。





なのに、そんな鼻歌を泥棒するというのは悪質極まりない。



ルパン・ザ・サードはそんな事しない。




だから理解が出来ない。






そんな中、職場で鼻歌を歌った奴がいました。







自分ですが何か。













ある日、本当に無意識で…



「君の胸で泣かない~君に胸焦がさない~」



とBONNIE PINKのA Perfect Skyを口ずさんでいました。




何故かと聞かれても困ります。



自分にゾッとしているなうです。









すると…、




「I'm looking for a perfect sky. I'm looking for a perfect sky♪」




と横から歌い始める子。



「ちょっとやめてよ!」


とっさに出た言葉がオネエみたいになりました。


ゾッとしているなうです。






しかも彼女、恐ろしく発音が良い。

どうやらネイティブのようで…。



しかし俺はめげなかった。



「砂浜でカモシカのターン、暑い夏はカーステでダンス」




そこへ…



「I'm looking for a perfect sky. I'm looking for a perfect sky♪」



またも奪われた。ご丁寧に最後裏声にしやがった。このファルセットレディーめ。





返す言葉は、



「もう!何なの!」




ゾッとしてなう。




ハッとしてグーみたいな。







「俺はそこが歌いたいんだよ!あるっきんふぉーって言いたいの!あの『あ』が好きなわけよ」





と熱弁した時にはもうおそかりし夢のあと。




「なんでそんな発音良いのー!?」


彼女に群がる連中。




「お前なんでそれ歌ったんだよ…(笑)」



俺をからかう連中。








ほら、鼻歌なんてろくな事が無い。




このザマよ。byクララ。





今日も読んでくれてありがとう。




「じゃあもう歌わないですから歌って良いですよー!」




全員の視線が俺に集まる…。




地獄とはこの事なんだね。母さん。



この日は凄く綺麗に晴れ渡った完璧な空だった。



扉。

おまっとさんでした。

風立ち純です。



何か宝塚のトップスターみたいな響き。



引退はしません。












このブログで何度も登場する『駅』。



駅はやはりいろんな人の想いが交錯する人間交差点。







田舎の小さな駅のホーム。



ここは無人駅で、乗る人も降りる人もほとんどいない。




そんな駅のベンチに座っていると、ホームの端から端まで物っ凄い速度でスキップしている子供が目の前を通りすぎる。



そりゃもう物っ凄い。


『子供は風の子』を見事に体現している。


末はボルトかウサインか。




しかもスキップしながら鼻唄まじりのアイウォンチュー。



この子…物っ凄い。




ただその鼻唄が気になった。



F1のレーシングカーが横切る時のような感覚で、一瞬聞こえた。





「あいのっきんのっきんどー」






これ聴いた事あるな…いやしかし…小学生が知ってる曲ではない。




確認のためもう一度。





「あいのっきんのっきんどー」







うん、間違いない。



これは紛れもなくL⇔RのKNOCKIN' ON YOUR DOORだ。




何故この子がこの曲を知ってるんだ。俺が子供の頃の曲だぞ。




しかも超速スキップしながら歌うような曲じゃないだろ。






しかし、ここで純の推理が冴え渡った。




端から端まで行ったり来たりしている…。てことは…



L⇔R。





またひとつ謎が解き放たれた。



そんなこの子に、今言える言葉は Just say I love you。




今日も読んでくれてありがとう。




駅には『笑』が溢れている。



醤。

おまっとさんでした。

カニクリー純コロッケです。



コーンクリームは邪道だと思ってます。美味いけど。



基本ベシャメルソースが好きです。3リットルはベシャメれる。




ユー達、ベシャメってる?









英語と日本語…。


どちらも『言葉』















近所のラーメン屋に、お気に入りのつけ麺がある。




安いのにボリュームもあって味も悪くない。


もともとゴマだれに目が無い俺は、そこのゴマだれつけ麺にハマッた。




週に何度も行っているうちに、まわりからは『セサミン』と呼ばれる始末。ピクミンみたいな。



食べ~られる~。





明らかに悪意をこめた『セサミン野郎』と呼ばれた時は、ゴマだれ食べるの辞めようかと思った。



ゴマだれ食べ~られな~い。









それでもあの味を求めてまた行ってしまった。






いつものようにゴマだれつけ麺を頼み、クーラーの真下、冷たい風を浴びながら楽しみに待つ自分の姿が可愛く思える。










「ちょい、そこのソイソース取って」




「はぁ?」






後ろのテーブルで食べているカップルらしき二人から聞こえてきた会話。





ソイソースって言葉を普段そんなに聞く事も無いからやけに耳に残った。








「ソイソースで餃子食いたいんだよ」



「なにそれ…」







ほら、ふざけてソイソースとか言うから彼女怒ってんじゃん。



まあ怒るほどの事でも無いと思うけど。








「なんで取ってって言うわけ?わざわざソイソースって英語で言ったならプリーズじゃないの?」







着眼点!






生まれて初めてこの三文字を心で強く念じたわ。もう一生無いだろう。





着眼点がおかしくないか…。何よりボケたのに、そんな返し方だと彼氏が可哀想だ…。









「じゃあお前はファミコンやろう!って言わないの?家族の機械やろう!って言うか?」








着眼点!!






もう早くも前言撤回だよ…。



いや、それより直訳はそうかもしれないけどファミコンって家族の機械じゃないだろ…。


じゃあスーファミは超家族の機械か。



超家族って何よ。



インクレディブルか。


任天堂とディズニーの夢のコラボか。



コラボ商品か。



限定品なら買うわ。







「うん…」






いや、あれで納得したのか…。君たちが超恋人だ。









そして俺は、運ばれてきた大好物を食べながら考えてみた。



何故ソイソースと言ったのか。雰囲気はボケた感じじゃないしボケだとしても、しょーもない。



でも後半の話の流れは、しょーもない。



つまりこの二人は、しょーもない。





いや…もしかしたら彼氏の方は外国の血が入ってるのかも。



だとしたらいろいろ申し訳無い…。ごめんなさい。


着眼点!とか心で叫んだ自分が恥ずかしい。




ゴマだれに潜むラー油の辛さが胸にしみた…。





今日も読んでくれてありがとう。




二人が帰るとき、何気無く見たら見た目は明らかに日本人だった。



しょーもない。


醤油だけに、醤もない。



俺が、しょーもない。