a sense of rhythm -6ページ目

正。

あけましておまっとさんでした。


ヒステリック純ラマーです。



ヒステリーでミステリーな男でありたい。









いつの間にやら2014年。


遅くなりましたが今年も宜しくお願いいたします。




新年迎えたからといって、特別な事など何も無く普段通りで。












仕事場で見つけた謎のメモ。



そこには、


『マンゴー正一』


と書かれていた。





マンゴーショーイチ??



劇場を大事にするピンのお笑い芸人さんか?



いや地方の温泉地で大活躍してるベテランマジシャンか?





誰なんだ…マンゴー正一。



そして何故それだけが書かれたメモが目の前に落ちている…。



気になる…そして気になりすぎる。




検索したら負けだ。


検索したら負けだ。



逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。



そして答えを自分で見つけた時は、笑えばいいと思うよ。





暗号かな?


まさかダイイングメッセージ…!



何か大きな事件に巻き込まれそうな予感がしてきた。










そんな中、同僚が差し入れを貰ってきた。



カステーラ。







うちの仕事場は差し入れが良く届く。


おつまみ系やお菓子などが大半。





以前東京からの来訪者が、『うなぎパイ』をお土産で持ってきてくれた時の自分の乾ききった愛想笑いのクオリティは恐らく県下ナンバーワン。





北海道に行って、地元の人に白い恋人をお土産で渡すようなもの。


乾いた笑いの後、一応食べたが、この夜のお菓子のタチが悪い所は喉も渇く。



カラッカラに渇く心と身体。



頭の中に浮かんだ景色はラクダとオアシスと私。



愛するラクダのため、毎日磨いていたくなる。




蜃気楼とはこの事か。









そんな事はどうでも良く…。




うなぎパイを含めた沢山の差し入れは、3分の1ほどを残し積まれている。




そこにカステーラも新規参入した。





とりあえずダイイングメッセージの件は置いとく事にして…。




その場にいた3人であっついお茶をすすりながら、1つずつカステーラを頬張っていたら、同僚が何やらメモを書いて箱に貼り付けていた。






そして俺は気付いたんだ。






『カステラ正丁』





カステーラは10個。3人で1個ずつ食べた。





ほう…。







今日も読んでくれてありがとう。






ドライマンゴーが残り6個だと確信した冬の日の2014。






退。

おまっとさんでした。

進撃の巨純です。



流行に乗り遅れた自分は意地でノータッチを貫きます。


だから内容は全く知りません。



でも大体わかる。



つまりまあ巨人が進撃するんだろうね。













バッティングセンターに行ってきました。



今年一年で取り込んだマイナスな物を全て吐き出すためにフルスイングしにきました。






そこでは自分と同じ想いなのか、そりゃもうブンブン振り回す大人達。



今ここにいる我らは想いを共有しているチームのスタメン、ナインなのだ。


5人だけど。









結束力が高まってきた、そんな気がしはじめた頃、紛れ込んできたチャラ男2人。



とりあえずヘラヘラしている。





君達は少し待っていてくれないか、後ろにあるレトロな腕相撲ゲームでもやっていてくれ。


そんな心の声を無視するように、ヘラヘラしながら一人入ってきた。


バットを持ち、構えてもヘラヘラ。


そもそもまずバットがヘラヘラ動いてるからね。




そして一球目、見事にバットは空を切り裂いた。



身体もグリンッてなってた。


そのガッツたるや、よし。









するとヘラヘラーズの見てるほうが、



「ダッセー!お前あれだろ、アスファルト蹴り飛ばして退屈な夜にドロップキックしたつもりなんだろ!?」






ん?どこかで聞いた事がある言い回しだな…。






もう頭の中はその言葉でいっぱい。

脳内メーカーやれば退屈の『退』ばかりなはず。







気付けばラスト一球の自分、甲高い金属音と共に鮮やかなファールボールを決めた瞬間、閃きのホームラン。







「あ、滑って空振りって事か!」



思わず声が出た。



案の定こちらを見る二人。




めんどくさそうな空気だから、そそくさと退散…。


しようと思いきや見てた奴が近付いてきて、



「こいつギリギリでいつも生きてるんすよね~!」



って言ってきた。ヘラヘラしながら。






「うん…おもろいやないか~」


こだまひびき師匠風味で関西弁になっちゃったよ。旅行で行ったことしかないのに。





あれ、いま俺もヘラヘラしてるわ。







今日も読んでくれてありがとう。



KAT-TUNのデビュー曲で検索。



闇。

おまっとさんでした。

コール純ローです。




コールスローがバスケ用語かと思っていた時期が僕にもありました。











バスに乗った。



中から見る景色。



流れていく景色。






ふと子供の頃を思い出した。





目に入る看板の文字をよく読んでた。


難しい文字を読んだ時は誉められた。






大人になった今、もちろん声は出さないが、たまに文字を探してる自分がいる。









『夢のクレープ』










衝撃的な看板を見てしまった気がした。




夢のクレープ?



『はじめました』とも書いてあったぞ。










思わず友人に報告。





「夢のクレープだって!なんだろあれ、帰り寄ってこうよ!」







キャッキャッしていた。いい大人がクレープで。










その夢とは何か考えた。




これは、客にとって好きな物ばかりを詰め込んだ『夢にまで見た』最高のクレープなのか…。







それとも、店主が眠り『夢の中で見た』クレープなのか…。






もしこれが後者なら危うい。



夢の中というのは何でもありの世界。何が出てきてもおかしくない。







つまり闇鍋のような感覚だ。





闇鍋はそれぞれが食材を持ち寄る。


中には鍋に入れるべきでは無いような物を持ってくる奴もいる。



つまりそこは優しさも持ち寄らないとベッドがきしむ。


悲しい鍋に愛がしらけてしまわぬようにしなければいけないのだ。



なのに『はじめました』とな。




冷やし中華のような高揚感がまるでないのに。



クレープからタコが出てきたらどうしよう…。








「うん、そんな事あるわけ無いよね」





こんな冷静な友人は夢も希望もない。






「俺の妄想という名の夢を現実に引き戻すなよ!一度手にした物は必ず食わなきゃいけないんだからな?」





「それもう闇鍋そのものじゃん。クレープどこ行ったんだよ」









とにかく…その夢とは何なのかを知るまでは帰れない。



クレープの正体を知るのが今の俺の夢だ。







帰りのバスは少し早く降りて、歩いて店を探す。



真剣な眼差しで看板を探しながら足早に進む俺の姿に、友人は恐怖すら感じた模様。





夢ってなんなんだろう。




見るのは簡単なのに手にするのは何より難しい。



努力したからって叶うものでもない。


なのに運が良ければ簡単に掴む人もいる。



夢ってなんなんだろう。



その答えが知りたくて、必死に探した。



15分ほど過ぎて、息を切らした頃…やっと見つけた。




そこに書かれていたのは…











『苺のクレープ』











「お疲れさん」




夢も希望もない。





今日も読んでくれてありがとう。




子供の頃に比べて、視力が落ちたという現実が寒空に響いた。




でも数時間ワクワクしたんだ。


夢をありがとう。