JIROのブログ -7ページ目

JIROのブログ

「話しの中身がどうなれこうなれ気持ちも知らずに」だべっていくと思いますが、他人様を傷つけることのないようにしていきたいと存じます。

前回の記事で、八名信夫さんが演じられたビッグシャドウについて述べましたが、

ほら、また笑ってら!! 妄想花萼シリーズその9 | JIROのブログ (ameblo.jp)

 

八名さんご自身が「役者人生の転機となった」と仰っている「青汁」のTVコマーシャル。

 

なんでもあれは、そもそも「悪役でも飲める」とかそんな売り文句だったそうなのですが、

 

撮り直しだり何だりで、八名さんも何杯となく飲むのにうんざりし、

 

本音を云いながらも、商品の印象を悪くしないように、監督さんなどと話し合って、

 

あの「まずい!もう一杯!」という名科白ができたのだとか。

 

 

その後、悪役ではない人物を演じられる際、

 

「監督、わしゃ笑っとるんだよ」「八名さん、青汁の撮影の笑顔をお願いします」

などというやり取りがあり、

 

「善玉」の役柄も増えていったとのことです。

(かなり以前に参照したキューサイの冊子か何かから、相も変わらぬうろ覚え)

 

 

『ズームイン!!サタデー』に出演されていた際、やはり青汁が用意されており、

 

一気に飲み干すなり画面に向けて

 

「云わねぇよォ」とふてぶてしい笑いを浮かべられた直後、

(舞台とかで青汁がやはり小道具だった際に、客席を喜ばせるために演っていたそうです)

 

ジョッキがもうひとつ持ってこられるやたちどころに、

 

「お前、飲め」と手渡しされた司会の山岡氏が周章すること甚だしく、

 

おふたりの掛け合いで視聴者を楽しませてくれた、そんな記憶は確かにあります。

 

 

「何気なく観たニュースで」

旧優生保護法の違憲判決が確定したと知ったとき、

 

つと頭をよぎったのは故・ケーシー高峰さんでした。

その理由については後述。

 

 

立川談志家元をして、

 

「現在、TVに出てくる芸人(?)と称する奴らは(中略)、

ドクターとは芸の貫録が違う、くぐってきた修羅場の場数が違う。

ケタが違う。」

(『談志百選』講談社、2000年、28頁)と云わしめたこのお方。

 

ちなみに、引用した箇所の(?)は原文通りでございます。

 

 

そして以下の文中では、家元に倣ってケーシー高峰さんのことを

「ドクター」という肩書きで記載させていただきます。

 

なおかつジェンダーの観点や、良識ある方々からすると、かなり

不適切な表現が頻発しますということも事前にお断りいたします。

 

 

 

ドクターの武勇伝として、まあ、「放送禁止用語」である、

「二重丸」を使ったとある記号(?)があるじゃないですか。

 

ドクターの名刺にそれが刷ってあって、吉永小百合さんにまで

それを躊躇せずに渡した、とか。

 

余談ですが、殿と家元、そして爆笑問題の太田さんが

鰻屋さんの御主人に署名を頼まれた際、

やはりその記号(?)を家元が傍に画いて、

 

「【殿】折角貰ったのに、飾りたくても飾れねぇんだよ(笑)。」

「【家元】(悪びれず)しかし、あれはいい象形画というか、記号だね。」

 

という逸話がございます。

 

 

で、冒頭で綴った「既視感」について述べますと、

 

2008年(多分)、1月3日NHK恒例の番組『初笑い東西寄席』にて、

その前の年に医療関係で国が提訴された案件があったことに関連して、

いの一番に出演したドクターがすかさず、

 

「まだ国が謝ってねぇな。

(補足:当時総理大臣だった)福田に成り代わりまして、謝罪致します。

国の連中観てるか、バカ!!」

 

ホント、ドクターの本領というか。

2024年7月9日時点、こんなことができるタレントさんいるのかしら?

 

 

その後、司会も兼任している太田さんが白衣を着て舞台に上がり、

「ケーシー太高峰」としてドクターと絡むんですけど、

 

「先生、私を弟子にしてください。私はここに至るまで3年もかかった。

“医師の上にも三年”!!」

 

ドクターからの讃辞に恐縮した(?)太田さんがやっぱり土下座しちゃって、

田中さんがすかさず

 

「アンタらがそうやって頭を下げてると、医療ミスの会見みたいだから

今すぐやめなさいよ!!」

 

今まで拝見した田中さんのツッコミで上位3つには食い込むかな(笑)。

今回は『仮面ライダー』シリーズを一旦離れて、

 

特撮テレビドラマ『キカイダー01』及び、

石ノ森章太郎先生の萬画『人造人間キカイダー』の派生作品で

登場する「悪の組織」、

 

シャドウ(特撮では「世界大犯罪組織シャドウ」)について記載します。

 

 

端的に云ってこの組織は……。訳がわからん!!(笑)

 

ダークやハカイダー部隊についてはかなり詳細にしたためられている

書籍がある一方で、シャドウについて書かれているものはアタシの手元にはない。

 

なお、今回の参考文献は

『キカイダー大全』(双葉社、2002)――以下『大全』

『キカイダー讃歌』(星雲社、1997)――以下『讃歌』

『KIKAIDER 00』(ホビージャパン、2002)――以下『00』です。

 

『宇宙船文庫』や講談社の『ビジュアル全集』には記載されているのだろうか?

(『大全』223頁の「参考文献」より)

 

 

萬画版ではシャドウナイトが「人類の影の組織」とだけ言及しているくらいで、

ミエ子・ビジンダーが「幹部将校率いる反乱部隊」に所属していることからすると

組織の規模はかなり大きいのだろう、くらいしかわからない(笑)。

 

海中・空中・宇宙空間を自在に航行する要塞(バイキンUFOか?)や、

ガッタイダーを寄せ付けなかった真珠貝、岩塊に偽装した「モンストロック」、

石ノ森先生お馴染みのクラゲ・エイ部隊を輸送してきた円盤、

 

極めつけはアーマゲドン・ゴッドを破壊するために飛来してきた

原爆までも搭載している山脈状の本拠地など、

巨大な戦力の運用にはとりわけ秀でている組織だったのかな?

 

特撮テレビドラマ版でも39話の「空飛ぶ円盤」、

41話の「空中戦艦」(10万度の高熱放射や1万馬力の扇風機などを搭載)

といった「超兵器」が登場しています。

 

その上にそして、25話では最高幹部ザダムを製造した「月世界基地」、

36話では「タイムトンネル」並びに「四次元テレビ」まで運用しているというね。

 

“大首領”の組織(ショッカーやネオショッカーとか)より支配圏は広大なのでは?

 

 

さてもさても、『ドラえもん』のひみつ道具ばりの科学力が

「猫に小判」というほどに無駄遣いされていることこの上ない(笑)。

 

件のタイムトンネルで忍者部隊を投入したのは、平賀源内を拉致するため

なんですけど、明らかに釣り合いがとれていないぞ(笑)。

 

他にも「悪魔の業⁉地球ブタの惑星計画」(24話)

「雷を利用し人間を怠けものにしてしまおうという」(29話の予告)

「大東京襲撃キモノドクガ作戦」(35話)振袖を着た女性を自在に操る、らしい

 

そもそも、ジローがしょっぱなに言及した「一千万人皆殺し計画」もですが、

『讃歌』で故・池田駿介さんと『01』全話を視聴しつつ取材した藤川裕也氏も、

 

「どの作戦も社会を騒がせることしか狙ってないような気がする。」(118頁)

「ダークやハカイダー部隊との対比で、シャドウという組織が

オバケっぽい感じで考えられてたのかも知れませんね。(中略)

人間を超えた超自然の邪悪がシャドウと……。」(98頁)

 

などと表現しており、首領であるビッグシャドウが何を考えているのか

一切わからないところがある。

まあ、人間ではないんでしょうなぁ……。

 

なんだか、『クレヨンしんちゃん』劇場版の悪役みたいだ(笑)。

地球人を「ハイグレ!ハイグレ!」にしたり、

地下水脈を氾濫させて「世界中の風呂好きを溺れさせる」とか……。

 

 

そもそも、派生作品だとまずビッグシャドウが登場しない。

 

『01 THE ANIMATION』だと、シャドウナイトがギルハカイダーに

「ダークに栄光を!」みたいなことを云っているし。

 

アニメではプロフェッサー・ギルが生前、

大株主か何かとして支援していた企業がシャドウだったのか?

それともショッカーとゲルダムの関係か?

誰か教えて(笑)。

 

テレビゲーム『スーパーヒーロー作戦』ではゴッドネロスが、

続編『ダイダルの野望』では帝王バンバがビッグシャドウの役割を、

つまりはブラックハカイダーの雇用主を担当しているし。

 

MEIMU氏の『キカイダー02』だとシャドウの支配者が出てこないし。

 

まあ、『01』で八名信夫さんが演じていたことを考えると、

どう頑張ってもあの個性にはなかなか勝てないわな(笑)。