ほら、また笑ってら!! 妄想花萼シリーズその9 | JIROのブログ

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「話しの中身がどうなれこうなれ気持ちも知らずに」だべっていくと思いますが、他人様を傷つけることのないようにしていきたいと存じます。

今回は『仮面ライダー』シリーズを一旦離れて、

 

特撮テレビドラマ『キカイダー01』及び、

石ノ森章太郎先生の萬画『人造人間キカイダー』の派生作品で

登場する「悪の組織」、

 

シャドウ(特撮では「世界大犯罪組織シャドウ」)について記載します。

 

 

端的に云ってこの組織は……。訳がわからん!!(笑)

 

ダークやハカイダー部隊についてはかなり詳細にしたためられている

書籍がある一方で、シャドウについて書かれているものはアタシの手元にはない。

 

なお、今回の参考文献は

『キカイダー大全』(双葉社、2002)――以下『大全』

『キカイダー讃歌』(星雲社、1997)――以下『讃歌』

『KIKAIDER 00』(ホビージャパン、2002)――以下『00』です。

 

『宇宙船文庫』や講談社の『ビジュアル全集』には記載されているのだろうか?

(『大全』223頁の「参考文献」より)

 

 

萬画版ではシャドウナイトが「人類の影の組織」とだけ言及しているくらいで、

ミエ子・ビジンダーが「幹部将校率いる反乱部隊」に所属していることからすると

組織の規模はかなり大きいのだろう、くらいしかわからない(笑)。

 

海中・空中・宇宙空間を自在に航行する要塞(バイキンUFOか?)や、

ガッタイダーを寄せ付けなかった真珠貝、岩塊に偽装した「モンストロック」、

石ノ森先生お馴染みのクラゲ・エイ部隊を輸送してきた円盤、

 

極めつけはアーマゲドン・ゴッドを破壊するために飛来してきた

原爆までも搭載している山脈状の本拠地など、

巨大な戦力の運用にはとりわけ秀でている組織だったのかな?

 

特撮テレビドラマ版でも39話の「空飛ぶ円盤」、

41話の「空中戦艦」(10万度の高熱放射や1万馬力の扇風機などを搭載)

といった「超兵器」が登場しています。

 

その上にそして、25話では最高幹部ザダムを製造した「月世界基地」、

36話では「タイムトンネル」並びに「四次元テレビ」まで運用しているというね。

 

“大首領”の組織(ショッカーやネオショッカーとか)より支配圏は広大なのでは?

 

 

さてもさても、『ドラえもん』のひみつ道具ばりの科学力が

「猫に小判」というほどに無駄遣いされていることこの上ない(笑)。

 

件のタイムトンネルで忍者部隊を投入したのは、平賀源内を拉致するため

なんですけど、明らかに釣り合いがとれていないぞ(笑)。

 

他にも「悪魔の業⁉地球ブタの惑星計画」(24話)

「雷を利用し人間を怠けものにしてしまおうという」(29話の予告)

「大東京襲撃キモノドクガ作戦」(35話)振袖を着た女性を自在に操る、らしい

 

そもそも、ジローがしょっぱなに言及した「一千万人皆殺し計画」もですが、

『讃歌』で故・池田駿介さんと『01』全話を視聴しつつ取材した藤川裕也氏も、

 

「どの作戦も社会を騒がせることしか狙ってないような気がする。」(118頁)

「ダークやハカイダー部隊との対比で、シャドウという組織が

オバケっぽい感じで考えられてたのかも知れませんね。(中略)

人間を超えた超自然の邪悪がシャドウと……。」(98頁)

 

などと表現しており、首領であるビッグシャドウが何を考えているのか

一切わからないところがある。

まあ、人間ではないんでしょうなぁ……。

 

なんだか、『クレヨンしんちゃん』劇場版の悪役みたいだ(笑)。

地球人を「ハイグレ!ハイグレ!」にしたり、

地下水脈を氾濫させて「世界中の風呂好きを溺れさせる」とか……。

 

 

そもそも、派生作品だとまずビッグシャドウが登場しない。

 

『01 THE ANIMATION』だと、シャドウナイトがギルハカイダーに

「ダークに栄光を!」みたいなことを云っているし。

 

アニメではプロフェッサー・ギルが生前、

大株主か何かとして支援していた企業がシャドウだったのか?

それともショッカーとゲルダムの関係か?

誰か教えて(笑)。

 

テレビゲーム『スーパーヒーロー作戦』ではゴッドネロスが、

続編『ダイダルの野望』では帝王バンバがビッグシャドウの役割を、

つまりはブラックハカイダーの雇用主を担当しているし。

 

MEIMU氏の『キカイダー02』だとシャドウの支配者が出てこないし。

 

まあ、『01』で八名信夫さんが演じていたことを考えると、

どう頑張ってもあの個性にはなかなか勝てないわな(笑)。