意外と簡単そうで難しいHSBC香港アプリの新スマホへの移行 | Mr.Gの気まぐれ投資コラム

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50代グダグダちょい悪おやじMr.Gの趣味と海外投資に関するコラムです。
香港を拠点に活動する個人投資家であり、自称「投資戦略予報士」Mr.Gがお伝えする海外投資の生情報。
ねだるな勝ち取れ、さすれば与えられん!

 

HSBC香港の口座を持っているひとで、スマホ用のApp(アプリ)を既に使っているひとは、スマホを買い換えた時には以下の儀式に従ってアプリの移行を速やかに行う必要があるが、あまり深く考えずにスマホを買い換えて、あたらしいスマホではログインができない状態になっている人がいる。

 

HSBC香港に限らず、殆どの海外銀行はモバイルバンキングが普及しており、認証され有効化されたアプリ無しでは何もできないと思った方がいい。

 

今の時代は、銀行に入っているお金を管理する為には、スマホアプリの活用が必須となっており、安易に考えない方がいい。

 

高齢の方で、こういうデジタル化について行けない人も多く見かけるが、それから逃げているといずれはお金が使えなくなってしまう恐れがある。

 

「こんな複雑な機能や手続きは私には無理だから、HSBC香港口座ももう要らない」というような方も居られるが、いまこのレベルでギブアップしている方は、近い将来間違いなくお金を動かすことができなくなるだろう。動かせないお金など、いくら持っていてもしょうがない。

 

スマホを買い換えたら、まず新しいスマホに銀行のアプリをダウンロードする必要があるが、機種変に伴うデータ移行の処理でアプリ自体は既に移行されている場合が多いだろう。

 

携帯ショップでデータ移行が完了したら、旧デバイス(古いスマホ)はデータ消去後下取りに出してしまう人も多いだろうが、できれば、旧デバイスが生きてるうちに以下のことはやっておいた方がよい。

 

①旧デバイスでログインし、登録されている携帯番号とメールアドレスが新デバイスで受け取れるものかどうかを確認し、もし携帯番号やメアドが変わるのであれば先に変更しておく

②旧デバイスでログインして旧デバイスを削除する。

 

携帯番号が新しいデバイスで変わる場合は少ないが、旧デバイスからアプリを削除した後に携帯番号やメールアドレスが有効でないことが発覚すると、新しいデバイスでログインしようとしたときに本人確認の2重認証でSMSやメールが受け取れずアプリを有効化できないというトラブルに見舞われる。

 

もし旧デバイスのデータが既に消去済みであったり下取り売却などによって既に手元に無い場合は、パソコンのブラウザからパスワードでログインし、旧デバイスの削除作業は可能だが、有効なセキュリティーコードを入手可能な元のスマホ(旧デバイス)が無い場合は、携帯番号やメアドの変更はオンラインでできない為、郵送で書類を発送して変更手続きをしなければ新しいスマホ(新デバイス)上のアプリを有効化することができない。

 

HSBC香港の場合は、ネット上にも移行の手順が公開されていると思うが、他の海外銀行口座に関しても多かれ少なかれ同様に旧デバイスの削除をしなければ新デバイスの認証はできない。

 

つまり、1口座に対しては1スマホ(1デバイス)しか有効化できない仕組みになっている。

 

ちなみに携帯の電話番号やメールアドレスが1つしかなくても、デバイスが複数あれば複数口座の登録は可能である。

 

プリペイではないSIM契約によってどこかの国で有効な(スマホの)電話番号と紐付きになっている端末(スマホ)は、金融の世界では既に口座所有者本人の分身のような位置づけであり、それゆえ高度なセキュリティーによって本人確認やブラウザー認証が要求されたりすると理解しなければならない。

 

新しい携帯にデータ移行してそのまま使えるような甘いセキュリティーではないので、そこを理解した上で、もし移行の方法がよくわからないのであれば、旧デバイスのデータを消去する前に専門家に相談した方がいいだろう。