
20代~30代くらいのつみたてNISAをやっている若い方へのメッセージです。
今や誰もがやっているつみたてNISA。
そして誰もがS&P500インデックスやオルカンのポートフォリオをやっていれば安心だという謎の風潮もあるが、本当にこれだけで安心だと考えて良いだろうか?
別にやっていても良いとは思うが、それだけで安心ということはないに違いない。
しかし、同世代の誰もがやっていることをやっていないと不安になり、やっていれば取り敢えず安心というのは、頭がお花畑すぎるのではないか?・・・というか洗脳されすぎだろう。
S&P500にしても、今回の中東戦争のような予期せぬ出来事によって暴落する恐れもあり、一挙に半分とかになってしまえば多くの一般投資家はビビって手を引くことになるだろう。
最近では、アンチつみたてNISAやアンチインデックス投資の意見をというのもチラホラ見かけるが、そういう輩がだいたい勧めているのは不動産投資だったり、金や銀の現物投資だったり、BTCなど仮想通貨投資だったり、日本国内の保険会社が提供するドル建ての積立養老年金商品だったりして結局同じ穴のムジナかとがっかりする。
昔と比べれば、日本国内の投資熱というのはインフレと株高の影響もあって高まっていることは事実だが、そもそもカネのない若者たちを食い物にする政府主導の投資誘導作戦はどうもいただけない。
そう、君たちは食い物にされていると気付くべきなのだ。
多くの人が広く浅く投資をすれば、長期的には銀行に眠るキャッシュは株やETFなど自己責任の投資商品転嫁され、投資ブームが続いてみんなが買い続ける限りは相場が上がり、相場が上がればもっと買いたくなって買いが入り、そしてそれが相場を更に上げていく。
結果として、国債の発行によってジャブジャブになった国民の銀行の預金残高は減り、価値の変動する投資に回るカネが増えるだけだ。
それで得をするのは、果敢に投資を始めた国民ではなく、市場を買い支えるために買い込みすぎた株やETFを売却する日銀や政府ではないかと思う。
銀行にある円預金はペイオフの対象だが、株などの投資に回っているカネで将来国民がいくら損をしようが、それは国民の責任であり、それを推奨した国にも金融機関にも何の責任もないことになる。
外貨定期預金も、国内の生保が売りまくっているドル建の運用商品も同じようにペイオフの対象にはならない。
それでも、海外の聞いたことのない会社の投資商品など危ないのでやらない方がよいという意見の専門家?が圧倒的に多く、回りのみんながやっている国内のつみたてNISAをやった方が間違いがないと思っている若者たちが大半だろう。
これほど完全なアウェイ状況下においても、マン島のRL360°(旧ロイヤルロンドン)やケイマン(プエルトリコ)のITA(インベスターズトラスト)といったオフショアの保険会社が提供するオフショア積立ファンド(オフショア年金プラン)というものを地味に普及している人たちが存在する。
その多くは、基本的に紹介手数料目当てのネットワーカーやネットワーカーっぽい感じの人たちであり、運悪くそういうチャンネルに引っかかってしまうと、それらホンモノが限りなく詐欺的な怪しいモノに見えてしまう。
これは非常に残念な事であり、ただですらマイナーな知られていない貴重なアイテムが掘り起こされる可能性すら潰してしまっている。
それは以前にも説明したことがあるが、国を跨いだいわゆるクロスボーダー契約において、商品を提供するRL360やITAもそれを正規で取り扱う海外のIFAも、契約者の国における違法販売に関わりたくない為、違法性のある営業的な活動を紹介者に丸投げしてきた体質に問題があると私は考えている。
オフショア積立(Offshore Savings Plan)と呼ばれるつみたてNISAっぽい運用プラットフォームは、マン島(Isle of Man)にルーツがあり、その歴史は150年以上にもなるが、日本の20代~30代の若者でその存在を知っているひとは殆ど居ないだろう。
日本では、つみたてNISAをやっている1,000万人に対してオフショア積立をやっているひとは1万人も居ないとして、オフショア積立市場は0.1%にも満たないゴミ投資家市場に過ぎない。
なので、このマイナーな商品の事は今後皮肉を込めて「オフショアつみたてNISA」とでも呼んでやろうかと思う。
その方が、若い人たちには分りやすいに違いない。
この積立型ファンドラップ商品のルーツは明らかに150年以上前からほぼ同じ形で存在するマン島のセービングプランであり、それに対して旧つみたてNISAが始まったのが2018年なので、日本のつみたてNISAはまだ8年も経っていない歴史の浅いものだ。

つみたてをすれば運用で増え続けるというイメージを与えるこのワニーサ君は業法的にも微妙な感じだし、こんなふざけたキャラクターを使っている投資プラットフォームがこの先何十年も続くとは正直考えにくい。
なので私がもし今30歳であったとしても、絶対にやらない。
私自身は、いわゆる変態オフショア投資マニアであり、アンチ日本国内金融という立ち位置で日本国内の円建ての投資商品には一切手を出さない方針で今まできているが、今の若い世代にはそのような偏屈な考えは伝わりにくいようだ。
もう30歳と26歳になる自分の子供たちにすら伝わらない。
だが、彼らの場合は私がやってきたものを引き継ぐことができるので投資はしなくてもよい。
しかし、その事すら理解に乏しく、それによって安心も提供できていないし、今のところ感謝も得られてはいない。
実際にそう言いはしないが、「そんなもん買ってくれるくらいならブランド品か、クルマか、マンションでも買ってくれ!」と言わんばかりだ。
RL360のRSPのようなオフショア積立をやる場合、商品の手数料構造や運用効率、将来手にする予定のドル建ての年金資金などを考慮すると、最低でもUS500ドルくらいは毎月拠出すべきだと私は考えており、月に1万~3万円くらいしかできないという若者たちにはそもそも予算的に厳しい。
それでも、将来への危機感から、どうしても何かに投資をしたいという奇特な若者がいるのであれば、RL360°のRSP(Regular Savings Plan)やITA(インベスターズトラスト)のS&P500/MSCIインデックス積立て、Evolution(エボリューション)などをやった方がいい。
そんなこともできないのであれば、そもそも「投資は諦めてやらない」という選択肢もある。
収入が十分にないひとが投資など無理してやるべきではない。
また、投資は対象がなんであれ、絶対に得をするというものではない。
やるならば、得をする確率の高いものに、損をする確率の低い方法で地道に長期的にやるしかない。
そういった意味で、積立投資という手法はドルコスト平均法の効果もあり、20年以上の定額積立てが本当に続けられるのであれば鉄板であるには違いない。
問題は、将来の年金代わりに積立てていくのだから、その時(将来)の物価に対してどの通貨でどれくらいの金額を保有できるか?であり、毎月1万円や2万円の日本円建ての積立てをしていて、仮に理想的な運用利回りが毎年複利で実現したとしても大した期待が持てないということだろう。
30年後に60歳を迎える30歳の若者が、2万円を30年間積立てると、元本は720万円。仮に年率10%の複利で運用できたとしたら4,500万円を作ることが計算上は可能だが、6%では2,000万円にしかならない。
現実には年率10%の複利運用というのがつみたてNISAではほぼ不可能な数字であるばかりか、毎年6%でも現実的ではないということと、30年間たったの2万円であっても積立てを継続できる可能性が10%くらいしかないことと、毎年3%以上のインフレが進み、満期時の物価と為替の関係で、その時に手にする2,000万円が今の500万円の価値すらない可能性が高いことなどを考えるとこれだけでは将来生き残ることができないということが分るだろう。
では、何のためにやっているのか?
日本やその経済の為?
お友達がみんなやっているから?
いまさら「お国の為に頑張って働いて投資をします!」というような時代ではないだろう。
本当に生き残りたければ、RL360やITAのような日本では認可されていない「アウトサイドシリーズ」とも言える日本国内では販売されていないが戦闘力の高い金融商品を手にした方が良いと私は強く思う。
投資商品が投資という戦場において戦い生き残る為の武器だとすれば、より戦闘力の高い武器で装備して戦いに挑むべきだからだ。
ただ、性能の良い武器は決して安くはない。
そしてそれに見合った手数料を合理的な方法で設定している。
マン島籍RL360のRSP(Regular Savings Plan)という積立ファンドラップ口座では、日本円で31,000円、USドル建で280ドルからの積立が可能だが、今この商品を勧めている人たちの殆どは、日本円で31,000円/月の契約を勧めているようだ。
どうしても毎月の拠出金に不安があって最低の金額で始めたいという若者に勧めるとすれば、私なら、日本円で31,000円ではなく、USドルで280ドル/月のほうがまだマシと考える。
しかし、280ドルの積立に対して毎月日本のクレジットカードから引き落とされる金額は変動し、1ドル=140円なら39,200円だが、1ドル=160円になれば44,800となってしまい、1ドル=200円になれば56,000円にもなってしまう。
25年というような長期で考えた時に、1ドル=200円を超える円安がないとは言えない。
最低投資額の月額280ドルで契約していても、こういった予期せぬ為替変動によって支払いができなくなる可能性があるため、円建ての確定金額で契約させる場合が多くなったのだろう。
確かに、円安になると停止や減額をせざるを得なくなるひとが増えて、IFAとしてはその対応が面倒くさいので最初から円建てでやらしておこうという意図は理解できる。
ただ、投資家目線で過去の経験から言えば、過去10年以上前から円建てで積立てて来た人と、ドル建で積立ててきたひとでは結果に相当な差が出ている。
今は円安傾向なので、当然の事ながらドル建でやってきひとの方が、円建ての総支払い額も大きくなっているが、運用時価総額も大きくなっている。
弱まっている通貨(日本円)で定額の積立投資をやっている場合、その投資対象がドル建のファンドなら、円安の時のドル建の拠出金額が少なくなり、買えるファンドのファンド数も少なくなってしまう。
日本国内で日本円建ての日本株だけを購入していくのであれば、日本円建ての積立でよいが、海外のドル建てのファンドを購入していくのなら、ドル建ての積立の方がよい。
為替と運用がミックスして変動する為、日本円建てでドル建て運用ファンドやETFを買っていると為替を含めて円建てで運用成績が表示されるので運用成果が分りにくくなる事と、その為替転換がどのような為替レートで行われているのか?やどのような手数料が引かれているのか?がわからないという問題もある。
そして、何よりも最終的に受け取る通貨が弱まっている(紙くず化している)かもしれない日本円であるというところが致命的だ。
もう既に十分わかりにくいことを言っているが、簡単に言えば、日本円で給与を得ているひとは、まず稼いだカネをUSドルの定額に転換し、そのUSドルでUSドル評価のファンドやETFを買うべきだということだ。
そして、解約した時にはUSドルの評価でUSドルで受け取る事が可能だ。

ちなみにITA(インベスターズトラスト)に関しては、積立て通貨はUSドルだけなので、たとえばITAのEvolution(エボリューション)でブラックロックのIBITというBitcoinに連動したETFを日本の円決済クレジットカードで積立てるとしたら、月300ドルの積立てであれば、毎月クレカで決済される日本円の額は、1ドル=150円であれば300ドル=45,000円が引き落とされ、1ドル=200円であれば60,000円が落ちることとなり、その300ドルでBitcoinのETFを毎月買うこととなる。
IBITが30ドルなら10シェア、40ドルなら7.5シェアという風に買い付けが行われることになり、長期的にはUSドルの価値が下がってもBTCの価値が相対的に高くなればドル建でよい結果が期待できる。
その時に日本が更に紙くず化していれば、円建てでは更に大きな利益となるだろう。
この手法は、ゴールドのETFだけを買っていても有効に機能する。
RL360のRSPやITAのEvolutonといったセミプロ向けのつみたてプラットフォームでは、一般的に5種類くらいのファンドのポートフォリオを組み替えながら運用するというのが基本だが、月額280ドル程度のつみたて金額ではせいぜい2~3種類までが限界だろう。
そう考えると、ITAのEvolutionでゴールドやBTCのETFを10年くらい買い続けるポートフォリオというのも悪くはない気がする。
少なくとも、日本のつみたてNISAでS&P500やオルカンの一点買いよりは期待が持てそうだ。
話が少し逸れてしまったが、こんな話は今の20代30代の若者にはほぼ通じない。
そもそも、聞く耳を持っていないかのようだ。
今まで投資というものを全くしてこなかった層が、取り敢えず投資をしなければならないと感じるところまで持ってきた政府の誘導は素晴らしいが、そもそも投資の本質を理解しないまま、何のためにどのように何をすべきか?ということを深く考えないまま闇雲に特定の商品に誘導されてやってしまうことの危険性は計り知れない。
60歳オーバーの老人が10年後を考えてやるべき事と、30歳が30年後を考えてやるべき事のゴールは、一見異なるようで基本的に同じであり、運用で日本円を増やすことではなく、稼いだ日本円を安全な海外に外貨で移転すること、運用するならその外貨をそのまま外貨建てで運用することという極めてシンプルなゴールであり、資金のストックのない若者たちにとっては、弱まっていく(腐って価値が目減りしていく)日本円を働いて一生懸命稼ぎ続け、その日本円が完全に腐り落ちる前にどれだけ外貨で海外に移転できるかという地道で根性の要るゲームなのだ。
その普通に相当な根性の要るゲームを、日本国内でお友達みんなと手を繋いで仲良く達成できるという幻想は捨てた方がよい。
残念ながら今の時代は、尖った精神論を語ることがモラル上許されないし、そんなものに耳を傾ける人など居ない。
これから先、家やクルマやブランド品など、欲しいものは沢山あるかもしれないが、海外に手で持って逃げられないようなものは買わないほうがいい。
特に不動産のような、大きくて動かせないものは借りていた方がいいだろう。
ローンで購入する場合においても、将来価値が上がる物なら悪くないが、人口の減少することが確実な日本において不動産の価格が上がり続けるとは思えない。
故中山美穂さんの所有してた20億の不動産を息子さんが相続放棄したように、根の生えた不動産は相続で残される資産としては損をする場合すらある。
投資商品でも、保険証券でも、日本国内の金融商品は、海外に移住が必要な事態になったときには流動性がない。
つまり、いざというときには自由に解約してそれを海外に持ち出すことは難しいということだ。
銀行預金ですら、本当に必要な時には自由に現金で引き出して海外に持ち出すことも、海外送金することもできなくなるかもしれない。
本来、現金はあらゆる資産のなかで最も流動性の高いもののはずなのに、実は日本の銀行にある日本円の預金に関してはそうでもないかもしれないという事に気付くべきだろう。
つみたて投資は、圧倒的な投資期間のある若年層にとっては非常にメリットの高い投資手法には違いないし、ストックとしての資産のない若者にとっては唯一可能な投資手法だが、それは地道に20年以上継続できるという前提で、しかも20年先までそのプラットフォームやそれを提供する金融機関が商品の柔軟性と資金の流動性を提供していなければならない。
iDeCoなど、おそらく20年先には形を変えているか既に存在していないだろう。
つみたてNISAも、よほど仲介する金融機関に(手数料的な)メリットがない限り、そんなものばかりを売っていてはその金融機関が潰れてしまうに違いない。
たとえそれが1,000人にひとりでも、10,000人にひとりでも、ひとりでも多くの若者が自分たちの置かれている現状に気付いて行動し、オフショアつみたてNISAで生き残ってくれることを心から願っている。
行動を起こそうとする気概のある若者にひとつだけ注意することがあるとすれば、紹介者を通さず必ず自分から自分意思で海外のIFAと呼ばれるRL360やITAの正規の代理店に連絡し、商品説明から契約に至るまではかならずIFAのライセンスアドバイザーとやり取りをするということだ。
RL360(旧ロイヤルロンドン)RSPを契約する前に必ずお読み下さい | Mr.Gの気まぐれ投資コラム
AIに聞いてもおおよそ同様な回答が得られるが、AIに勧められるIFAが正解とは限らない。
AIも平気で嘘をつく。
「オフショア積立マン島のRL360を買うならどのIFAが良いですか?」と試しに聞いてみたところ以下のような回答が得られた。
RL360(旧ロイヤルロンドン)の積立(RSP)は、信頼性の高いIFA選びが成功の鍵です。
特に、日本人のサポート体制が整っており、運用実績が安定しているIFAが推奨されます。
実績あるIFAにはUnited BM Wealth Limitedなどがあります。
・・・との回答だったが、United BM Wealth LimitedというマレーシアのラブワンIFAは比較的新興であり、その傘下で活動する紹介者やその組織には問題が無いとは言えない。
以下の記事を編集した時点ではリストアップすらされていなかった。
私のお勧めしない(嫌いな)IFA | Mr.Gの気まぐれ投資コラム
AIが好む情報を好む形で提供したから出てくるのだと思うが、AIが引用によっていかにも真実のように語る嘘の例と言えるかもしれない。