スマホなどで一般的になったタッチパネルがどうも好きになれない自分がいる。
毎日使ってはいるものの、やはり物理ボタンや物理キーボードの操作感が好きだ。
最初のiphoneがヒットしたのが2007年のことなので、約20年くらいで我々にとってタッチパネルという操作系が当たり前になってしまった。
今や何でもかんでもタッチパネルになっていて、銀行のATMもタッチパネルだし、レストランでオーダーする端末もタッチパネルだし、テスラなどEVのクルマは走るipadみたいな状況だ。
しかし、私の乗っているクルマは空冷ポルシェなど80年代が主体で最も新しいものでも2004年式のアルファロメオ159なので、操作系はほぼ物理的なスイッチやボタンで構成されていてタッチパネルは159のカーナビ画面だけだ。
ふとアメリカの大統領が持ち歩いている核ミサイルのスイッチももしかしてタッチパネル式になっているのでは?と思いAIに聞いてみたら、流石に機械式の複雑な構造のボタンになっているとの回答だった(笑)。
お袋は90歳になった時、「らくらくガラケー」の液晶が死んだ為、タッチパネルの「らくらくスマホ」に買い換えたが、それ以来タッチパネルのスマホをまともに使えたことがない。
もし、核ミサイルのスイッチがタッチパネルになっていて、タッチパネルを操作できないような老人が大統領だった場合には、いざというときに発射できないかもしれない。
物理キーボードを備えた最後のBlackBerryはBlackBerry KEY2というモデルが2020年に299台限定で発売されていたようだが、スマホで物理キーボードというスペックの合理性はサイズや操作性の観点からも既に合理性はない。
しかし、それでも1つ1つのキーを押しながら文字入力することが快適だと考えている人は今でも一定数はいるようで、Unihertzのような中堅メーカーや、ClicksやIKKOのような新興メーカーからそういうニッチマーケット向けに物理キーボードを備えたスマホが発売されているようだが、タッチパネル嫌いのわたしでもそれを選択することはないだろう。ボタンが小さすぎて使いやすいとは思えないからだ。
今や、パソコンの必要性は私にとって物理キーボードの存在のみであり、多くの文字を打つ必要がなければパソコンももはや必要ではない。
ただ、タッチパネルという方式が今後も主流であり続けるかどうかは疑問ではある。
いずれは、タッチパネルから音声による指示に変わっていくのだろう。
つまり、タッチパネルは音声指示に至る過程に過ぎない。
それでも、核ボタンのスイッチではないが、いわゆるスイッチというものは物理的なスイッチやボタンのほうが、アナログで単純な構造ゆえ、今後も生き残る気はする。
自動車業界でも安全性や確実性から部分的には物理ボタンへの回帰が見られるとのこと。
最新の飛行機のコックピット(特にエアバスA350やA320neo、ボーイング787などの最新鋭機)では、タッチパネル技術が徐々に導入されてはいるが、自動車のような全面タッチパネル化ではなく、物理スイッチとディスプレイ操作のハイブリッド型が主流のようだ。
機械を操作する上で、人間が手や指で動かすボタンやスイッチ類というのは、本来人間にとっては物理的な操作感を手や指先で確実に感じられるもののほうが、本来は人間向きというか優れているのかもしれない。


