香港の銀行口座開設最新事情2023 | Mr.Gの気まぐれ投資コラム

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50代グダグダちょい悪おやじMr.Gの趣味と海外投資に関するコラムです。
香港を拠点に活動する個人投資家であり、自称「投資戦略予報士」Mr.Gがお伝えする海外投資の生情報。
ねだるな勝ち取れ、さすれば与えられん!

 

ちょうど4年前に書いた「HSBC香港など香港の銀行口座開設に関する最新情報」を読み返してみると、コロナ前のその時ですら現在の状況に近かったことが分かる。

 

4年程前から、既に香港の銀行業界におけるトレンドは、「優良なリテール顧客の選別と囲い込み」という方向に確実にシフトしていたのだ。

 

それほど、現在の口座開設事情は厳しくなっており、「預金だけして、積極的に運用しない、或いは運用するリテラシーや最低限の資産がない個人顧客は不要」という方針はより露骨になっている。

 

香港非居住者(の日本人)が香港の銀行口座を開設したい理由は、今では資産疎開(キャピタルフライト)くらいしかないが、昔のように単に財布代わりの入れ物としての銀行口座を簡単に手に入れることはできなくなったのだ。

 

ポイントは、「新規顧客が口座を開設する必要性の確認」であり、行員がそれを確認できなければ口座はどこの銀行でも基本的に開設できない。

 

この4年前の記事にも書かれている通り、投資目的など「香港の口座を持つ必要性」をなにか文書で証明できればクリアーできるかもしれない。

 

結果からすると、民主派のデモとかで大変だったが、コロナ前の2019年中に口座を開設しておくのが今の円安を考えると正解だったという気がする。

 

間口は相当狭くなったため、口座開設の代行費用は一部でぼったくりと言われるほど高くはなっているが、4年前に10万円でも私はやらないと言っていた面倒くささは、今では30万円でもやりたくないレベルになっている。

 

但し、できないわけではないので、今からでもどうしても欲しいというひとは業者に頼むのが確実だろう。

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