IFA(independent Financial Advisor)が運用会社だという理解には問題がある。
そう思い込ませるところに営業行為を代行する紹介者の欺瞞があるからだ。
IFAの本来の業務は金融商品の仲介業務であり、営業やマーケティングもIFAの仕事である。
しかし、当該国(例えば日本)において未登録の金融商品の営業、勧誘、仲介業務は当該国において違法行為となるため、(海外の)IFAはそれをB to Bという名目で当該国のローカルパートナー(紹介者)に依存している場合が多い。
IFAが提供しているポートフォリオサービスは、RL360のRSPといったファンドラップ型積立投資商品の100種類以上ものファンドから自由に選択できるファンドチョイスとスイッチングを一任するサービスだが、これは運用というものからはほど遠い不動産物件の管理(家賃の徴収代行)に近いものだと考えた方がいい。
このIFAによるポートフォリオサービスに運用が依存し、その手腕の長けたIFAと契約すべきだという論理は、そもそも存在しない運用成果に対する保証責任があたかもIFAに帰属するように見せかける営業的な毒の類いと考えるべきだろう。