ゆずるが倫子の店でなにかしていることは、目撃談からわかった。働いているのか、なんなのか?
働いているのなら、婚姻費用を取れる。
また地道に証拠集めをするしかない…無気力
 
 
 そんな中、私はなかなか進まない調停に自信をなくし主張は変わらず決まっているものの、どのように進めていいのかわからなくなり迷子状態になっていた不安
 
そこで、次の調停に向けて弁ちゃんに相談することにした。
 
連絡をして状況を説明し、進め方のアドバイスをしてほしい旨を伝えると了承してくださった。アポを取り、当日事務所へ行った。
 
まず、前回までの流れを説明しながら、相手の言い分、こちらの主張を伝えた。
 

 

 

 

すると、弁ちゃんは$
 
弁  「うーーーん、まず車を渡したというのはよかったと思いますね。が、家ですねぇ。やはり向こうは不倫してるとはいえ、取られるのは面白くないっていうのがだいたいの人の言い分なんですよ。なので、譲歩するという姿勢を見せるのがうまいやり方になると思います。」
 
私  「譲歩…ですか?車は渡しましたし、例えばどのようにしたら良いのでしょうか?」
 
弁  「例えば、家の売却をこちらに一任してくれたら、養育費の額は下げる。といった感じで、交換条件を出すんです。」
 
私  「なるほどですね~キョロキョロ
 
調停員にこれを言われたらきっと私は
 
何一つ譲る気はなかった。そんなの私だって面白くない。不倫されて何を譲れというのだ。
 
と思っていたと思う。
 
不思議と弁ちゃんにアドバイスという形で言われるとすんなり取り込めた気がした。
 
さらに
 
弁  「結局家は売却しても残債が残りそうですか?」
 
私  「はい、高い確率で残債が残ります。」
 
弁  「そうしたら何を優先するかですね。養育費がゼロになることはないので額を下げる、婚姻費用も下げる、車も渡してることを主張してみてはどうでしょうか?」
 
私  「そうですね。本心では納得いかないですが、スムーズに進めるためにそのような主張でいってみようと思います。」
 
 
譲歩とは…自分の意見や主張を押し通さず(引っ込めて)、他人の考えと折り合いをつける(他人の考えに従う)こと。
 
次の調停は、
①親権は4人とも古川
②家の売却に合意してくれるのであれば、婚姻費用・養育費はゆずるの言い値に従う
③車は渡す、車体価格の半分は請求しない
 
この戦略で行くことに決めた。
 
 
この日、やはり弁護士さんってすごいなと思った。
それは、弁ちゃんだからそう思えたのだろう。
弁護士選びが新たな悲劇の始まりだとはよく言ったものだ。
真吾の人脈に感謝お願い
私達は弁護士選びで悲劇を見なくて良さそうだ。
 
 
 満を持して調停に臨んだ。
しかし、頭に血が上るのがわかるほどの回になるってこと、このときは知る由もなかった。