再び為替が1ドル157円に迫ってきた。円安が輸入物価を押し上げて、家計を圧迫していることは皆さんもご存じだろう。しかし、それでも次の金融政策決定会合で日銀は利上げを行い、円安に歯止めをかけることはないだろう。
なぜなら、日銀は政府から「利上げをするな」と叱られているも同然だからだ。
目下、1ドル157円に迫るなど止まらない円安に歯止めをかけるため、日銀の利上げへの関心が高まっている。その理由は、円安による物価高が止まらないからだ。
しかし、実は政府と日銀の間には、利上げを判断するための経済状況の認識に、大きな見解の相違が存在する。それが、「日本はデフレを脱したのか」の判断だ。
2月22日、衆議院予算員会で植田総裁は、「デフレではなく、インフレの状態にある」と発言している。ところが、政府は3月4日、林芳正官房長官が会見で、「そうした状態には至っていない」とデフレ脱却を真っ向から否定した。
3月19日には、日銀は金融緩和政策を転換し、約17年ぶりに小幅ながらも利上げを実施した。利上げは貨幣の価値をあげ、物の価値を下げる措置であるから政策上は「デフレ脱却」を意味している。しかし、3月28日の会見で、岸田首相は「デフレ脱却への道は、いまだ道半ば」と述べ、改めて、デフレ脱却を否定した。
政府は「脱していない」、日銀が「脱した」としたとする状況で、岸田首相と植田総裁の見解の相違が、円安を食い止めるための「利上げ判断」に大きな影を落としている。
つまり、日銀はこの状況が解決するまでは利上げできないだろう。
国民は、しばらくこの円安による輸入物価安にさらされるどころか、さらなる円安を招く「円ショック」も心配になる。
政府の本音では現状がインフレにあると認識していない訳がない。 しかし、これまでのアベノミクスによる異常なまでの出口がないと言われて来た、黒田バズーカなる超金融緩和政策により金利が無い世界へ突入して久しい。 金利が無いことをいいことに、政府は国債によるばら撒き政策等の放漫経営を続け、しかも癒着著しい大企業の利益拡大に傾注して円安運営を続けて来た。 しかし潮目が変わったのがコロナの終演とウクライナ戦争と言われているが、世界全体が急激にインフレに見舞われたのはご存知の通りだ。 日本だけは国債金利の利払い費用の急増と、大量の変額ローンを組む国民への打撃脱却への配慮等により、金利が上げられない状況を作り上げてしまったのだから、ここでインフレを公認して金利を引き上げる訳にはいかない。 寧ろインフレを放置して、国の借金の棒引き効果が有難いのではないか。その皺寄せは全て国民に跳ね返る。とんでもないことだ。
国民のローン負担なんて誰も考慮してません。詭弁と言うか、あたかも国民がゼロ金利を望んでいるかのような欺瞞です。 結果的に円安が加速して支出が暴騰する現状では、金利を0.25%ずつ上げて住宅ローンが多少増えても、家計に置いては物価上昇に歯止めが掛かるので軽微な負担に過ぎません。 多くの国民にとっては、円高の方がメリットが大きいのが現実です
1ドル50円位がちょうど良い。そうなったら、私は個人的には大損だが、一般国民にとっては円安メリットなど全く無い。円安志向を宗教の様に洗脳され続けた結果、猫も杓子も円安円安と言っていたが、いざ、円安が始まったら、消費者にとって輸入に頼る日本経済は家計を直撃するから、やっと目が覚めたように思う。 自国通貨は強い方が良いんだよ。
全ての元凶はアベノミクスにあるという事だ。
>1ドル50円位がちょうど良い
大きく出たな!
まあ、151円、160円で円買い介入をしたが
今度75円になっても(なるわけがない)円売り介入しないだろうからなぁ。75円になったら救われるわな
とにかく金融緩和を止めないと円の暴落は続く。いつ止めるかという問題でしかない
ずっと止めなかったら、国民が餓死や病死でバタバタと死んでいくということです