こんにちは。
今日はお仕事モードです。
お子さんたちと接していて、やっぱり、
伝えたいことがなかなか伝わらない場合もあります。
前回教えたハズのことが、改めてチェックしてみるときれいさっぱり失われていて、
以前と同じ間違いをするとか。
誰かになにか教えているという方は、
同じ経験をしたことがあるかもしれません。
お家でお子さんに勉強を教える方も、同じことがあるでしょうか。
もちろん、僕の教え方が至らない面は多々あると思います。
小どもたちひとりひとりによって、ほんとうに特徴はさまざまですから、
ある意味、100%の指導の提供なんてありえません。
そこで、範囲を絞っていく戦略が必要になってきます。
そのひとにとって重要な部分を重点的に、
それ以外のところは本人に任せて、といったように。
ただ、この絞り方こそが、すごくすごく悩みます。
小どもたちは、関心をもって行えたなら、本来的にはやればやっただけできるので、
どうしてもなるべくたくさん教えてあげたいと思ってしまうのです。
宿題もしっかり多めで、内容も広めにカバーして。
それが難しそうなひとなら、テストに出そうなところに限って、
同じ類の問題を渡しまくるとか。
でも、実は、これって「小どもたちをコントロールしようとしている」んだって気づきました。
自分のなかで、どことなくあった違和感の正体もこれでわかった気がします。
小どもたちは、それぞれの環境でそれぞれの流れを生きているのに、
僕がひとつの局面だけから彼/彼女たちを調整するなんて、できるはずがないのです。
関連することを以前にも書きましたが、小どもたちは、
勉強、遊び、部活、友だち、家族、恋愛、気もち、気分、性格、昨日のこと、来週のこと、
そういう無数の事がらでできています。
これら全部がひとりひとりの小どもたちです。
だから、ほんとうに関わるなら、
全部との関連を意識しながらでなければならないし、
僕たちも科目を教える人間としてだけでなく、
一個の人間全体として向き合う必要があると思うのです。
理想的すぎるどころか、そもそも不可能なお話かもしれません。
抽象的すぎるかもしれません。
でも、ほんとうにひとりの人間を育てるなら、
それに関わる者もまるごとである必要があるんじゃないかなぁと感じています。
具体的にはどういうことなの??
と、突っ込まれてしまうと思いますが、
こんな感じの発想を胸にとどめておくだけでも、
小どもたちとの接し方はかなり違ってくると思います。
(言葉で説明しすぎると、抜け落ちていく部分も必ずありますから)
でも、また具体的に書くことにチャレンジしたいと思います。
それでは、短いですが、今日はこのあたりで失礼します。
(他にもこういう方向から記事を書いています
もし関心をお持ちいただけた方は→記事一覧へ)
わたなべ