限られた時間の中で、出来るだけたくさんのことを教えて早く結果を出してあげたい。
教える立場になったことのある人なら、きっと誰もがそういった思いを抱いた経験があるのではないでしょうか。
でもその思いが強くなると、どうしても「急いだ指導」になってしまいがち。
皮肉なことに、そうやって「急いで」教えた内容は、当の子供たちには全く伝わっていないことがほとんど。
結局のところ、虚しい結果に終わることが多いですよね。
お恥ずかしながら、私も若い頃はこの「病気(?)」に罹っていた時期があります。
いや、今でも時々そうなりかけることがあり、その度に「急ぐな、急ぐな」と自分に言い聞かせながら教えています(笑)。
「中途半端に10個に手を付けるよりも、1つ1つを確実に」
勉強にはそういった意識が必要ですね。
ですから、たくさんの問題を解くよりも、少ない良問を頭に焼きつくまで何度も繰り返すほうを私は好みます。
成績を上げる方法なんて至ってシンプル。
「やったことをしっかり覚える」、ただそれだけなんです。
逆に言えば、それが出来ていないから成績が上がらないだけなんです。
先に進むばかりが、勉強ではありません。
勉強時間を長くすれば、成績が上がるわけでもありません。
いくら早く進もうが何枚プリントをこなそうが、やったことを覚えていなければ何の意味もないんです。
このブログで何度も訴えてきましたが、勉強は「何をしたか」ではなく「何を覚えたか」で決まります。
そのためには、「急がない、急がせない」。
今後もこの言葉を肝に銘じて、指導にあたりたいと思っています。
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