昭和のオヤジと聞くと何となく頑固で怖いイメージがありますが、私自身は父に怒られた記憶はありません。
それだけ私が「いい子」だったいうことなのかもしれませんが(笑)、それを差し引いたとしても、父の怒っている姿を見たことは一度もありませんでした。
私にとっての父は、よく言えば「物静かで温厚」、悪く言えば「ちょっと頼りない」といった印象です。
一方、私にとっての母は、よく言えば「しっかり者で世話好き」、悪く言えば「人に厳しく口うるさい」といった感じ。
そんな対照的な両親に育てられた私は、一見穏やかに見られることが多い反面、どこか攻撃的な部分も秘めていてたまに毒を吐いてしまうことも。間違いなく2人の遺伝子を受け継いでしまったようです(笑)。
そんなわけで我が家では、父が母に文句を言われているのが、日常の風景でした。
ただ、父が母に逆らうことは一切なかったので、夫婦喧嘩になることはありません。
父が黙って母の文句に耐えていてくれたおかげで、我が家の平和は保たれていたような気がします(笑)。
そんな「よく出来た父(?)」ですが、実はもう30年以上前にこの世を去っています。
私の大学の合格発表の3日前、脳出血で倒れ、そのまま逝ってしまいました。
まさかこんなあっけない形で、父との別れが訪れるとは思ってもいませんでした。
人生って何が起こるかわからないもの。「親孝行したいときに親はなし」というのは本当ですね。
実は20年ほど前、義父も癌で亡くなっております。
明日は父の日。
私にも妻にも、もう感謝を伝えるべき父がいないのは寂しい限りですが、幸い母と義母はまだ健在。
父も義父も短命だった分、母と義母には長生きして欲しいものです。
そして私は、父と義父をある意味「反面教師」として、健康的な生活を心がけようと思っています。
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