勉強に関して、子供のクチから出る「大丈夫!」という言葉は基本的に信用しないようにしています。
それは本当に「大丈夫」なのではなく、「大丈夫」な気になっているだけなんです。
特にテスト前に「数学は大丈夫なんだけど」と言ってきたときは、その数学が危険なときだと思ったほうがいいかも知れません。
そんなときはワークや問題集からいくつか問題を抜粋し、実際解かせてみればよく分かります。
私の経験上、「大丈夫!」と言っている生徒ほど出来ないことが多いです。
こういった子供が「大丈夫!」と言う根拠は、授業を聞いても何となくわかる。単元テストも割と出来た。
「だから大丈夫!」
まあ、そんな程度だと思ってまず間違いないでしょう。
でも、先生の話がわかることと問題が出来ることは違います。
確認テストで8割取れたとしても、本番では間違った2割が出るかも知れません。
そういったあらゆる可能性を考慮すれば、どんなに勉強したとしても軽々しく「大丈夫!」だなんて言えるわけがありません。
はっきり言って「大丈夫のハードル」、低過ぎませんか?
中学校、高校、大学と私も一応ひと通りの試験を経験してきましたが、「大丈夫!」と思って受けた試験はひとつもありません。
受ける前は、
「昨日やったことを本当に覚えているだろうか?」
「やり残しはなかっただろうか?」
といった不安がつきまといます。
さらに受けた後は、
「あそこはあれで本当に良かったんだろうか?」
といった不安がいつもつきまといます。
不安だから勉強するし勉強すればさらに不安になる。
いつもその繰り返しだったと思います。
言ってみれば、それが勉強というものなんです。
札幌の中学校、高校の多くはもうすぐ定期テストが始まりますね。
テスト前の私の役割は、「多分大丈夫!」と調子に乗っている生徒の鼻をへし折って、「全然大丈夫じゃない」と気付かせることだと思っています。
それに気付けた子には良い結果が待っているでしょうし、気付けなかった子はそれなりの結果しか得られないことでしょう。
そういった現実を知るのも子供たちにとって大切な学びですね。
それにしても、子供に自信をつけさせるためなのかどうか知りませんが、最近は学校の単元テストや内申点の評価があまりにも甘過ぎると感じるのは私だけでしょうか?
「大丈夫のハードル」の低い生徒が多いのも、それと無関係ではないような気がしています。
これでホントに受験、戦えるんでしょうか? それとも受験指導については塾や家庭教師に丸投げってことなんでしょうか?
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