「もったいない」のはどっち? | 札幌の家庭教師 学びの森通信

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札幌でプロ家庭教師をしています。
家庭教師歴26年になります。

「例えばテスト範囲が100問あって、そのうちの1問だけがテストに出るとしたらどうする?」

以前こういった質問を何人かの生徒にしてみたことがあります。

A君は、「1問しか出ないならやっても意味ないから勉強しない」と即答しました。

B君からは、「とりあえず10問ぐらい山を張ってそれが出るのを祈る」という答えが返ってきました。

そしてC君は、「そこから出るのがわかっているなら、とりあえず全部覚える」と当然のように答えてきました。

普段からC君が最も優秀な成績を収めているのは言うまでもありません。

A君、B君、C君の答え方を比較してみると「もったいない」の基準がまったく違うことがよくわかりますよね。

A君とB君は「勉強したところが出ない」ことを「もったいない」と考えています。
 

そのため、なるべく労力を省こうとする行動に出ます。

一方、C君は「出るのがわかっているのにやらない」ことを「もったいない」と考えています。
 

そのため、たった1問のためにでも全力を注ぐことが出来ます。

残りの99問は、たとえ今回のテストには出なかったとしてもしっかり覚えることで自分の知識になり、いつか役に立つ時がやってきます。

そういった経験を持っているからこそ、C君は一見無駄に見えるものであっても「全部覚えよう!」という覚悟が出来るのだと思います。

 

そして、これは勉強に限ったことではなく、その人の生き方や人間性にも関わってくるものではないでしょうか。

 

効率や見返りばかりを計算して、結局何も残らない生き方と、多少の犠牲を覚悟のうえでひとつのことに全力を注ぐ生き方。

本当に「もったいない」のはどっちなんでしょう?

 

「どうせ将来使わないから英語(数学)なんて出来なくてもいい」

 

本当にそれでいいんでしょうか?
 

 

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