最初は猫をかぶりおとなしくしていた生徒も何度か授業を重ねて慣れてくるにつれて、徐々に「減らず口」をたたくようになります。
「ああ言えばこう言う」
子供も中学生ともなると、クチばかりは達者になるものですね(笑)。
まあ私にもそういった時期があったので、よくわかります。
集団授業であれば、他の生徒さんの迷惑にもなるので、そういうわけにもいかないんでしょうが、私の場合は幸い個別指導なのでよっぽどのことでない限り、その「減らず口」になるべく付き合うようにしています。
というか、密かにそれを楽しんでおります(笑)。
私からすれば、
「えっ? それはちょっと違うんじゃないの?」
「世間知らずのくせに生意気言いやがって」
と思うことも正直あります。
でも、そこで言い返したい気持ちをグッとこらえて、
「なるほど、確かにそれも一理あるかも」
「お~、たまにはいいこと言うじゃん!」
なんてたまにおだててやると、満足げな顔をしています。
そんな子供たちの姿を見ていると、人間って他に認められたい生き物だというのがよくわかります。
「減らず口」をたたけるということは、それだけ言葉を覚えて知恵が付いてきた証拠。
そう前向きに捉えれば、さほど腹が立つこともありません。
いつまでも親や先生の言いなりよりは、少しくらい「減らず口」をたたけるほうが将来安心です。
態度での反抗なら困りますが、クチだけの反抗なら私も大歓迎。
むしろそれさえ塞いでしまうことで、「クチだけの反抗」から「態度の反抗」へ変わっていくのではないでしょうか。
「減らず口」を「暴力」に発展させないためにも、子供にとって適度に「減らず口」をたたける相手が必要なんだと思います。
「ウチの子いつもクチばっかりなんですけど、どうしたらいいんでしょう?」
親御さんからたまにそういった相談を受けることがありますが、はっきり言って、それはもうどうしようもありません。
なんせ「口が減らない」から「減らず口」なんですから(笑)。
「減らず口は成長の証」
そう思って、時間が解決してくれるのを待つしかありません。
大丈夫です。どんな子でもいつかは大人になるんですから。
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