以前、定期テストを前にある教え子がこんな話をしてくれました。
その生徒はそれまで「テスト勉強」と言えるのは、せいぜい3日前からしかやってこなかったそうです。当然、成績もあまり芳しくはありませんでした。
でもその時ばかりは私に急かされたこともあって、10日ほど前から本格的に「テスト勉強」を始めたそうです。
テスト範囲を全て終えた状態で、テストに臨むのはその時が初めてということでした。
それまで嫌なものでしかなかったテストが、今回だけは受けるのが楽しみだと言っていました。
「テストを受けるのが楽しみ」と思えるようになってくれたら、教える立場としては、これほど頼もしいことはありません。
内心「してやったり!」と思いながら話を聴いていたわけですが(笑)、その生徒はさらに嬉しいことを言って話を締めくくってくれました。
「でもね、先生!今回やってみてわかったのは10日前からでもまだ遅いということ」
「だから今度は、普段からちゃんと出来るように頑張ります!」と。
この生徒は勉強の時間と量を多くすることで、自分の勉強量がまだまだ足りないことに気付きました。
そのことに気づいてくれただけでも、大きな成長ではないかと思います。
この生徒とは違いますが、来週、定期テストを控えている教え子がいます。
先日、その子との授業があったのですが、テスト範囲の部分はすでに何周もして仕上がっていたようで、その日の授業はただの確認作業で終わりました。
私の教えることはもう1つもないので、テスト勉強に集中させるためにも、来週の授業はあえてお休みにしました。きっと今回も良い結果を出してくれるはずです。
一方で、テスト前日まで、やるべきことをたっぷり残してくれる生徒もたくさんいます(笑)。
テスト前に授業を増やして無理やりやらせたところで焼け石に水。結果は高が知れています。
結局、テスト結果というのは、1週間前からすでに決まっているということなんですよね。
これから定期テストを控えている中学校、高校も多いかと思います。
テスト勉強は早く取り掛かるに越したことはありません。
範囲は早めに終えて、あとはひたすらやったことの復習です。復習の繰り返しこそが、知識を確実なものにする唯一の方法。
1週間前になって、「そろそろ始めようか」ではもう遅いということ。
しっかり自覚して、頑張って欲しいものです。
☆生徒募集状況☆
現在、新規生の募集は停止中です。
キャンセル待ちのご予約は随時承っております。
体験授業ご希望の方はお問い合わせください。
家庭教師のお問い合わせはこちらから。