あともうひと押し | 札幌の家庭教師 学びの森通信

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札幌でプロ家庭教師をしています。
家庭教師歴26年になります。

札幌に住みついてから30年近くになります。

 

途中、1回だけ引っ越しはしましたが、地域的にはずっと同じ場所に住んでいます。

 

「10年ひと昔」と言いますが、さすがに30年も経てば、この街の様子もずいぶんと変わりました。

 

30年前はまだ「下町風情」が多少残っていましたが、今は昔ながらの個人商店が消えて、その跡地に高層マンションやホテルが建てられています。

 

すっかり味気ない街になってしましました(笑)。


そして、新しく出来たマンションやホテルの前を通ると、妻とよくこんな会話になります。

「あれ?、ここ、前は何だったっけ?」と。

毎日のようにその前を通って見慣れていたはずの風景のなのに、いざなくなると、そこに何があったのか全く思い出せないことがよくあります。

人間の記憶力って、ホント、当てにならないものですよね(笑)。

たとえ毎日目にしているものであっても、自分で「覚えよう!」と意識しない限り、なかなか知識は定着しないということがよくわかります。

で、前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。

「勉強はしているのに成績が上がらない」と嘆いている子たちをたまに見かけます。

 

確かに、毎日それなりの勉強時間は確保しているようですし、宿題も「表面上は」やっているようです。

ノートもとても綺麗にまとめられていて、教科書の大事なポイントもチェックされています。

でも残念なことに、そのチェックされている部分を聞き返してみても、的を射た答えが返ってくることはほとんどありません。

失礼ながら、その子にとっての勉強は単なる「作業」になっていることが多いんじゃないかと私には思えます。

 

教科書やワークに線を引いたりノートを綺麗にまとめたり。

そういった「作業」をすることで、勉強した気分になっている生徒が、案外多いのではないでしょうか。

 

個人的には、ノートをまとめている時間があるなら、その時間を1つでも多くの単語を覚えたり1問でも多く問題を解いたりする時間に使って欲しいなと思います。

たしかに「カタチから入る」こともひとつの方法ではありますが、「カタチだけで終わらせる」のは、あまりにも勿体ない話ですよね。

カタチをカタチのままで終わらせるのではなく、自分の知識として定着させるためには、「今日は絶対にここを覚えよう!」という強い意識が何よりも必要だと思うんですが、いかがでしょうか。

ただ教科書をボンヤリ眺めているだけで覚えられるほど、勉強は甘くはありません。

 

英語のリスニングだって、何も考えずに聞いているだけで、聞き取れるようになるわけではないこと、皆さんも経験から学んでいるはずです。

 

日常的に英語を使っている方は別として、私のような「こてこての日本人」は、やはり単語を覚えてしっかり聞こうと意識しない限り、正しく聞き取るのは難しいのではないかと思います。

 

私なんて日本語でさえ、さっき妻に言われたこと、ほとんど覚えてませんから(笑)。

 

中学校も高校も、来月は定期テストを控えている学校が多いようです。

 

「カタチだけの勉強」から「中身のある勉強」へ。

 

せっかく勉強の習慣がついているのなら、「あともうひと押し」の努力。頑張ってみませんか。

 

 

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