速読よりも精読を | 札幌の家庭教師 学びの森通信

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札幌でプロ家庭教師をしています。
家庭教師歴26年になります。

国語が得意な生徒か苦手な生徒かは、文章を音読させてみるとたいていわかります。

 

苦手な生徒は誤読や飛ばし読みが多く、文章を書かれているままに読むことが出来ません。そしてとにかく早く読もうとします。

 

ただ字面を追っているだけで、中身がまったく頭に入っていないのがよくわかります。

 

読み間違いを私が指摘しても、正しく読み直そうとする気持ちはなく、勝手に先に読み進める子もいます。

 

特に男の子に多いようですが、読むのがよっぽど面倒なんでしょうね(笑)。

 

一方、国語が得意な生徒は、意味を理解しながらしっかり読むこと、つまり精読が出来ます。

 

物語の会話文なんかは、感情を込めて読んでくれる生徒もいます。文章に入りこめている証拠ですね。

 

このような生徒は、国語のみならず他の教科においても大きく成績を伸ばすことが可能です。

 

確かに速読が出来るというのは、生きていくうえでは便利かもしれません。

 

でも少なくとも国語の勉強において必要なのは、速読力ではなく精読力だと私は思います。

 

テストで時間がなくなるのを恐れて、無理に速く読もうとする子がいますが、いくら速く読めても内容が理解できなければ、設問に正しく答えることは出来ませんよね。

 

結局、見当違いの答で空欄を埋めているに過ぎません。自分では出来たつもりでいても、返ってきたら間違いだらけという悪循環に陥ります。

 

その状態を抜け出すには、まずは正しく読めるようになること。これしか方法はありません。

 

「うちの子は国語が苦手」

 

そう思っている親御さん方。

 

問題は解かなくても構いませんので、まずはゆっくり丁寧に読むことを心がけて、音読の練習をさせてみてはいかがでしょうか。

 

といっても子供が中高生ともなると、なかなか親の前で音読はしてくれませんね。私の前ですら嫌がるくらいですから。

 

やはり小学生のうちに音読の習慣をつけさせるのが、ベストなのかもしれません。

 

子供たちに必要なのは速読力ではなく、精読力。

 

精読力さえ身に付ければ、国語は「勉強」の枠を超えて「一生の友」になってくれます。

 

国語を「つまらない勉強」で終わらせるか、「一生の友」にするか。

 

それは精読できるか出来ないかにかかっているのではないでしょうか。

 

 

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