「当日は何が起きるかわからないから、やるべきことは前日までに必ず終わらせなさい」
小さい頃から耳にタコが出来るくらい母に聞かされた言葉です。
「出来なかったこと」で叱られた記憶はありませんが、「準備しなかったこと」に対しては厳しく叱られました。
「勉強そのもの」を教わった記憶はありませんが、「勉強にも役立つこと」はたくさん教わりました。
当時は煩わしく思ったこともありますが、今となっては私にとって大きな「財産」となっています。
私は授業を終えて帰宅すると同時に、１週間後の授業のためのプリントの準備をしています。
「忘れないうちに」ということもありますが、急にスケジュールが変更になることがあっても、スムーズに対応するためです。
事前に準備さえしておけば、突然、授業日程が変更になっても慌てることはありません。
勉強においても仕事においても、私の中で最も大事にしていることは準備をすることです。
だからこそ何の準備もせず、やるべきこともやらずに授業を受けようとする生徒に対しては、正直腹が立ちます。
「部活が忙しくて宿題が出来ませんでした」
「今日帰りが遅くて宿題間に合いませんでした」
１週間も期間があったのに「間に合わなかった」っていったいどういうことでしょうか？
「ふざけんな！」と叫びたくなる私の気持ち、わかって頂けますよね(笑)。
「テストの点数が悪かった」ことで叱ったことはありません。
「頑張っても出来なかった」ことで叱ったこともありません。
でも、「準備をしなかった」ことに対しては厳しい対応をするようにしています。
私の中では、テストがあるのがわかっていながら何の準備もしないのは、悪い点数を取ることよりも恥ずかしいことなんです。
ところで最近、各地で大きい地震が頻発して、何だか気持ち悪いですよね。
今日はここ北海道でも震度４の地震がありました。
万が一、大地震が来てしばらく避難生活ともなれば、勉強どころではなくなるでしょう。
でも、仮に自分がそんな状況に陥ったとしても、受験は待ってはくれません。
よっぽどのことがない限り、予定通り行われるはずです。
だとすれば、受験生は今何をしておくべきかは明らかですよね。
仮に受験数日前に緊急事態が起きたとしても、しっかり戦える力を今から養っておくしかないのではないでしょうか。
結果はコントロール出来なくても、準備するかしないかは自分次第ですから。
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