例えば、パートナーに暴力を振るわれる、というパターンを繰り返している、という場合、自分側に問題がある、と考えることはできるでしょうか。
相手のほうが、暴力を振るってくるので、どう考えても相手側に非があるように思ってしまうのですが
相手にそうさせてしまう原因を自分側か作っている、と考えてみることで、無意識にしてしまっている行動のパターンを変えていくことができるようになります。
もちろん、どんな理由があったとしても、人に暴力を振るっていいことにはならないですよ。
でも、今までの過去のパターンを変えたいのなら、今までの自分が無意識にしているパターンをちゃんと見ないと何も変えられないからです。
見ている世界を変えたいのなら、無意識の世界を知ることが必要です。その無意識の世界は過去からできていて、その過去の記憶を思い出すことから、未来の構築が始まります。
話を戻しますが、暴力を振るうパートナーに「出ていく」と言われたとき、出て行かれるのが怖くて必死で「出て行かないで」とすがってしまう、というご相談でした。
ここで変えるべきなのは「不安からの行動」です。
では、なぜ、そんなに不安になってすがってしまうのか、という過去の記憶を探ると、子どもの頃に親から捨てられるかもしれない、という記憶が出てきました。
子どもの頃は、自分一人で生きていくという選択肢がないので、どうしても親の支配下で生きるしか方法がありませんよね。
そうなると、どんなに理不尽であったとしても、親にすがって生きるしかなかったのかもしれません。
でも、今は大人になっているので、もし自分が一人になったとしても、何とか生きる方法はあるはずなのです。でも、子どもの頃の自分（インナーチャイルド）が怖がって不安がって一人ぼっちにしないで！とすがってしまうのです。
ご相談内容は「出ていかれるのか不安で、すがってしまう」だったので、すがってしまう自分を変えたいわけですよね。
今の状況を変えたいのなら、変えるべきなのは相手ではなく自分です。パートナーに暴力を振るわれてもなお「出て行かないで欲しい」と」懇願してしまうのは、子どもの頃の記憶がそれをさせているので、そんな子どもの自分に対して「あなたを一人にはしない」と「今の自分」が宣言をしてあげます。
そして、法則を変えます。
暴力を振るわれる
出ていくぞ、と脅される
不安になって「出て行かないで」とすがってしまう
このように法則は出来上がっています。
この行動に出てしまうときに感じている感情は不安感なので、不安になるとすがってしまう、ということになります。
不安は出てきてしまうものなので、止めることはできないのですが、不安が出てきたとしてもすがらない。という今までにない選択肢をだしてみます。
これだけでも、今までのパターンとは違う行動をしているので、見える世界は変わり始めます。
世界を変えるために必要なことは「自分は自分の世界を変えることができる」と知ることです。ほんの少し、行動を変えるだけで変わってくるものを捉えることができるはずです。
未来を変えたいのならば「今の選択を増やすこと」をしてみてください。過去の記憶からの選択ではなく、未来の世界側から選択肢を出すのです。
未来の世界からの視点の作り方を知ることができたら、あなたの人生は激変し始めるでしょう。
人生を変えたいのなら、自分自身と仲良くなることです。自分に暴力を与え続けている自分を、自分が救い出してあげることなんです。
そうは言っても、人生を変えるって怖いことなんですよね。そこを一人でやるのではなく、一緒に観測することができる仲間がいれば、勇気をもって行動できるようになるかと思います。
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