似ているようで、全然違う踊り方... | あたまの柔軟体操(さんぞう個人ブログ)

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社交ダンスと日常生活を通じて、「あたま」を柔らかくしましょう!...というブログです。

社交ダンスの面白いところは、

シロウト目には、同じに見えるけど、

「ぜんぜん違う踊り方」が存在するってこと。

 

一番わかりやすいのが、ボディコンタクト。

 

男性がお腹を突き出して、「送り足」と称して、後ろ足で床を蹴っ飛ばして、グイグイ進み、

女性は、男性に必死に貼りついて、男性に合わせ、腰が動いたら足を動かす。

 

「どんなときでも、ボディを離さず! ボディ離したらダンスじゃ無い!」

そう教える田舎のプロ教師。

都会のバカ教師はボディを離すが、オレ様の生徒は絶対ボディを離さない。

先生も生徒も、ボディを離さないことが自慢になっていく。それが田舎。

 

なんらかのダンスを囓ったことがある人が、youtube動画をみてれば、

そんな田舎のプロ教師の指導が「間違ってる」と気づく人も多いはず。

 

ある程度、大きな歩幅で踊ろうとすれば、そんな踊り方はできないわけだけど、

それを言うと「そんなこというやつは、叩き出せ!」ってことになる。

田舎のプロ教師は絶対だから、ちょっとでも意見をいうと、地域から永久追放。

 

それが田舎の社交ダンス。

 

 

これ、ワルツの超!ベーシックだけど、これだけの踊りになってくると、

男女が、ボディを押しつけ合って踊ることなんて、出来ないはず。

 

動画をみればわかるけど、お互いのボディが、軽く接するか、ほんの僅かに離れるか、

そんなボディコンタクトを維持してる。

 

この動画をみれば、「おしくらまんじゅう」みたいに、ボディを押しつけあって踊っているわけじゃないことくらい、わかりそうのものだけど、それがわからずに(見えずに)「おしくらまんじゅう」の男女のコンタクトを生徒に教えているのが、社交ダンスのプロ教師。

 

そんなことやっていて、社交ダンスが普及するはずが無い。

 

 

さて、ここからが本題。

 

最近、こんな感じの踊りを目にすることが多くなってきた気がする。

少し前のイギリスの世界チャンピオンの踊りとは、なにかが違う。

 

大きな歩幅で、大きくライズしているけど、ライズからの回転の際、男性の背中の変化が少ないというか...

一見すると、ホールドを固めて、カラダの傾きだけで、よく、そこまでの歩幅でベーシックを踊れるのって、すげけな...みたいな。

 

男性の右足の上を、右の肋骨が確実に通過している。

男性のリード、女性のフォローだけで、こんな踊りできるんだろうか?

 

 

推測だけど、もしかしてもしかしたら、これって、

女性が「究極の奥義」、使ってるんじゃないかと思ったりする。

 

女性の右手の手の甲、手首と親指の中間くらいのピンポイントを使って、

男性の「右の肋骨(あばらぼね)」を引き上げるという「究極の奥義」がある。

 

女性に、この技を掛けられた男性は、ロアーすることが出来ないどころか、

床を踏むことすら難しくなる。(必死に床を踏もうとしても、つま先が付く程度)

 

技を掛けられた男性は、「絶対に絶対に、右の肋骨が落ちない」わけだから、

「技を掛けられたことを前提」に大きな動きをすることが可能になってくる。

 

そして、女性が、奥義(というか技)を解いた瞬間、男性はロアーできるようになる。

 

人間のカラダの動きは不思議なもので、そんな奥義が存在する。

女性が掛ける「究極の奥義」。 掛けられた男性は、動きが変わる。

そして、この技を体験すると、ダンスへの認識が、がらっと変わる。

 

 

ここで問題になってくるのが、

この動画の人達が、女性の「究極の奥義」を使って踊っているのか、

それとも、彼等は、そんな技なんて、一切使わずに踊っているのか?

ってこと。

 

そのあたり、知っている人がいたら、教えて欲しい...と思ったりする。

 

女性が掛ける「奥義」があるのは事実だけど(信じないヤツは多いだろうけど)

それを掛けてるか、掛けてないかは、見てるだけで、わからないからね。

 

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