真がき(真牡蠣)の旬
こんにちは
今回は、「真がき(真牡蠣)の旬」についてお話します
魚類の旬は、
一般的に脂質含有量の高い時期とされていますが
貝類の旬は、
グリコーゲンを多く含む時期となります
グリコーゲンとは「動物でんぷん」とも呼ばれる糖質で、
それ自体には味はないけれど
貝類の味に
持続性やコク、まろやかさを与える役割があります
貝類は身が硬いため消化はあまり良くありませんが
かきは例外で消化が良く栄養価が高い貝類になります
かきの種類には真がきの他、岩がきなどがありますが、
最も多く流通しているのは真がきになります
では、
この流通量の多い真がきの旬は
いつでしょう
正解は、冬(11~4月頃)です
真がきは、11月頃からおいしくなりはじめ、
最もおいしくなるのは、
産卵の準備に入る3~4月頃といわれています
この時期の真がきは
身が栄養を蓄え、
ふっくら太って味もとても濃厚でクリーミーになります
ちなみに
春の産卵期以降は、味が落ちていたみやすくなります
「英語でRの付かない月(5月(May)~8月(August))には、かきを食べてはいけない」
といわれていますが、
これは真がきの味が落ちる月と一致しますね
次回は、2/18(金)の予定です お楽しみに
何を作っているでしょうか?
栄養学校の2年生が食品加工実習で作りました
問題です
これは、何を作っているところでしょうか
材料は、塩鮭の頭、炒り大豆、油揚げ、酒粕、都大根、人参です
材料にも特徴がでていますね
ヒント1
このお料理の特徴ですが、
大根と人参はこちらの鬼おろしでおろします
ヒント2
初午に食べる、郷土料理です
七軒の家のこのお料理を食べると、病気にならないと言われ、近所の人たちと分け合って食べる風習があります
材料を細かくして、煮込んでいきます
完成です
正解は・・・
栃木県の郷土料理、しもつかれでした
好き嫌いがわかれるお料理ですが、郷土料理を作るのも勉強、食べるのも勉強です
今年の初午は2/10です
みなさんも、ぜひ作ってみてはいかかですか
次回の更新は、2/11の予定です
たい(鯛)
こんにちは
今回は、「たい(鯛)」についてお話します
たいは、タイ科の魚の総称で、代表的な白身魚です
また、
姿が良く、長寿で多産のため
「めでたい」とかけて祝い事に使われることが多い魚です
一般に「たい」といえば、
真だいを指しますが、
他に、黒だい・ちだい・黄だいなどがあります
たいは、姿だけでなく味もよく、
「魚の王者」ともいわれ、その存在をアピールしてきました
それだけに、その名にあやかりたいと、たいではない魚にまで
「たい」の名が付けられています
では、ここでクイズです
たいではない魚は次のうちどれでしょう
① あこうだい
② あまだい
③ きんめだい
答えは、全部です
「たいだと思っていたのにたいじゃなかったの~」(心の声)
「腐っても鯛(優れたものは、多少悪い状態になっても、本来の価値を失わないことの例え)」
ということわざからも分かるように、
たいは魚の代表として扱われている高級魚です
・・・・・「たい」と名乗りたい気持ちも分かりますね
次回は、2/4(金)の予定です お楽しみに
食改(しょっかい)さん
みなさんは、食改(しょっかい)さんを知っていますか
食改さんとは、「食生活推進員」の方たちのことです
略して食改さんと呼んでいます
その名の通り、食生活を改善する人で、食生活推進員の方たちは、全国1301市町村に協議会組織を持って活動しています
食改さんは、地域における食育推進の担い手として、子供から高齢者まで、健全な食生活を実施することのできる食育活動をおこなっています
今回、宇都宮市の保健所の方と食改さんが、栄養学校の2年生に調理実習を通して食育をしてくれました
本日のメニューは、
餃子風あんかけ、ゆかり和え、ミルク豚汁、フルーツヨーグルトです
餃子風あんかけは、塩分控えめなのに、酢の酸味やごま油の風味でおいしく食べられますまた、食材を大きめに切ることによって、食感も楽しめ、食べ過ぎ防止にもつながります
実際に食べてみると、塩分控えめなのを感じさせなく、おいしく食べることができましたまた、ボリュームもあり、食べごたえも十分感じられました
食改さんに直接会って、お話を聞くことができ、学生も勉強になりましたありがとうございました
次回は、1/28の予定です