春の七草
明けましておめでとうございます
皆さんはどのようなお正月を過ごしましたか
沢山ごちそうを食べたのでしょうか
さて
今回は、「春の七草」についてお話します
「春の七草」とは、
7種類の野草・野菜のことで、
『せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな(かぶ)、
すずしろ(大根)』を指します
では
ここで問題です
この「春の七草」は、一年の中で食べる日が決まっていますが
それはいつでしょう
正解は
門松がとれる1月7日で、
なんと明日になります
1月7日の朝には、その年の健康を祈って「七草がゆ」を
食べるという習わしがあります
この「七草がゆ」は、日本の行事食の一つで、
正月で疲れ気味の胃を休めるための料理ともいわれています
日本には、このような家族の健康を祈った素敵な行事食が
いくつかあります
行事食に込められた願いを知ると、
料理の味わいが変わるかもしれませんね
今年も健康で、良い一年になりますように・・・
次回は、1/14(金)の予定です お楽しみに
ノロウイルスに注意!!!
こんにちは
寒さの厳しいこの時期、特に気を付けたいのがノロウイルスです
ノロウイルスに感染するルートは、3つに分けられます。
① 食べ物→人
ノロウイルスは、カキなどの二枚貝に付いています。
食べ物と一緒にウイルスが体に入り、感染します
② 人→人
ノロウイルスに感染すると、嘔吐や下痢の症状が出ます。
その際にウイルスが空中に舞い、別の人が吸い込むと、それだけでも感染してしまいます。
症状がなくなっても最低で2~3日はウイルスが体内に残っているので、その期間も注意が必要です
③ もの→人
手洗いが不十分だと、ウイルスが手に付いたままになります。
その手でドアノブや水道の蛇口に触れると、次に触れた人にウイルスが移ります。
また、ノロウイルスが付いた食べ物を乗せたまな板などの調理器具も、洗浄・殺菌が不十分だと、ウイルスが別の食べ物に付き、染の原因になってしまいます
ノロウイルスの感染対策として、
料理をする前や食事の前の手洗いを徹底する
二枚貝など、ノロウイルスがいる可能性のある食べ物はよく加熱する(85~90℃で90秒以上)
嘔吐物が付いた服や床は、次亜塩素酸ナトリウム(ハイター、ピューラックスなどの塩素系漂白剤)を使って消毒する
インフルエンザウイルスや新型コロナウイルスと違い、
アルコール消毒はノロウイルスには効果がありません
主な症状は嘔吐・下痢・腹痛・発熱で、数日で治ることが多いですが、
嘔吐や下痢の症状があった場合の処理には、使い捨てのビニール手袋やマスク、エプロン、新聞紙やペーパータオルがあると安心です。
家庭でも、家族が嘔吐したときなど万が一に備えて対策を考えておきましょう
今年も1年、ブログをご覧いただきありがとうございました
次回の更新は1/6(木)です
皆様、良いお年をお迎えください
ぶり(鰤)
こんにちは
今回は、「ぶり」についてお話します
ぶりは脂肪が多く、濃厚な味の赤身魚です
成長するに伴い、呼び名が変わる魚を「出世魚」といいますが、
ぶりは出世魚で、
関東では、「わかしいなだわらさぶり」
関西では、「つばすはまちめじろぶり」
と呼び名が変わります
ぶりは養殖が盛んで、
関東では、養殖のものを「はまち」、
天然のものを「ぶり」と呼んで区別しています
また、冬が天然のぶりの旬で、
この時期のぶりは、「寒ぶり」と呼ばれます
刺身、塩焼き、照り焼きなど、
今日のおかずに「ぶり料理」はいかがでしょうか
次回は、12/24(金) の予定です お楽しみに
校外実習の報告会♪
栄養学校の2年生が、夏に校外実習を実施しました
校外実習というのは、実際に栄養士の方が働く職場にお邪魔させていただいて、それぞれの現場で学んできます
学生のお邪魔する施設も色んな場所があり、それぞれの実習内容も施設によって違います
栄養士の方の業務を見学させてもらったり、実際に一緒に調理作業をさせていただいたりと、本当の現場で色んなことを学んできます
校外実習に行く前と後では、2年生の顔が少し変わって見えるくらいです
今回は、その校外実習で学んだ事を、1年生の前で発表しました
まだ、1年生は校外実習について、あまり想像がつきません
そんな1年生のためにも、2年生はそれぞれの施設での栄養士の方の業務内容など、とてもわかりやすくまとめてくれました
2年生は、卒業まであと少し卒業までに勉強しておきたいことなどもわかり、目標がはっきりしたようです
1年生は、まだまだこれからなりたい栄養士にむかって、頑張っていきましょう
次回のブログは12月17日の予定です
衛生学実験♪
今回は、栄養学校の授業についてお話します
衛生学実験という授業では、普段使用する食材や身の回りのものに潜む食中毒菌を探して観察します
これは、顕微鏡で見た黄色ブドウ球菌です
染色液で染めた丸い菌が、ぶどうの様につながっているのがわかります
黄色ブドウ球菌は、手の傷や髪の毛など、人の皮膚によくいる菌です。
手洗いが不十分だったり、手袋を適切に使わないと、おにぎりなどの食べ物を介して人の体に入り、食中毒を起こすことがあります
自分の手の傷やピアスの穴から菌が見つかった学生はショックを受けているようでしたが、
菌は身近にいるものです
衛生学実験では、ほかにも
寄生虫(アニサキス)を観察したり、食品の鮮度試験などを行います
栄養士にとって、とても大切な衛生管理
食中毒を起こさないために、日々の実験や実習で衛生管理を学んでいます
最後までお読みいただき、ありがとうございました
次回の更新は、12/10予定です
最近、一層寒くなってきましたね…
体調に気を付けてお過ごしください