相模原のわが家を出た時は冷たい雨が降っていたのですが、流石に宮古島は暑すぎず・寒すぎず・・・ほどよい気候。ブーゲンビリアと碧い海、そしてイソヒヨドリ男女がお出迎え・・・。明日はどんな出会いがあるか?楽しみです。
森永卓郎さんが亡くなった。前日(月曜)の「大竹まことゴールデンラジオ」で、総理の所信表明演説への感想を述べ、阿佐ヶ谷姉妹と歌までうたっていたのに、24時間後には帰らぬ人となってしまった。現代貨幣理論に近い森永さんと財政均衡を重んじる金子さん・・・共にこのラジオ番組の「ご意見番」だっただけに、何処かでお二人の議論を聴きたかったが、それも叶わぬ事となってしまった。
私は、政策的には正反対では有っても財政均衡主義もMMTもそれなりに説得力が有り、「何とかならないか?」と思っていた。是非とも何処かで接点を見いだして欲しいとも思っていた。この二人は、考え方こそ違っていたが、弱者に対する眼差しには同じモノを感じていただけに残念であった。欲を言えば、そこに斎藤幸平先生にでも入って貰えば申分なかったのだが・・・。
最近のデジカメは、多少の街灯が有れば暗い街の風景でもフラッシュ無しで十分撮ることが出来る。更に、人間の眼ではボンヤリとしか見えていない被写体でもくっきりと浮かび上がらせる事も出来る。これを「実体(実態)」ととるか「不自然」ととるかは感性の問題で、私は、実際に見えなかったものを見せてくれるのだから大歓迎と言える。元々、ものの色や光などと言うものは人間の眼で見て青だとか赤だと言っているだけで、他の動物が見れば違って見えるものだ。それをカメラは、レンズ(人間で言えば水晶体)を通した光がイメージセンサー(網膜)にぶつかった時に、イメージシグナルプロセッサ(視神経)が人間ならどう感じるかを再現してくれるわけだ。
私は現在富士フイルムのカメラを使っているが、流石にフィルムメーカーのカメラだけ有って、色の「想像」が得意である。多種多様な再現結果を導き出してくれるシミュレーションを持っている。今回、札幌の旧道庁の庁舎を、条件を同じにして幾つかのフィルムシミュレーションで撮ってみた。
条件は、感度(ISO)3600、シャッター速度1/30秒、F(絞り値)1.4、23mmレンズレンズ。被写体にライトアップは無く、街灯のライトだけに照らされていて、肉眼ではレンガが濃い焦げ茶色に見える。
クラシック・クロム(暗部のコントラスを上げて落ち着いた色を出す)
エテルナ・シネマ(落ち着いた色を出し、昔の映画の様な雰囲気を出す)
クラシック・ネガ(深い色調と立体感を出す)
アクロス(シャープなモノクロフィルム)
ビビッド(高彩度の色調を表現する)
この写真は私のものでは無く、昼間の・・・如何にも赤レンガと云う姿
見ての通り、ビビッドが昼間の色に一番近いが、夜の色には二種類のクラシック系やエテルナが近い。更に、街灯が無ければモノクロのアクロスが一番肉眼に近いのかも知れない、私の好みを言えば、クラシック・クロムが一番しっくり来るが、正直好き嫌いで選べば良いと思う。カメラは本当に面白い。
今回の札幌周辺小旅行は、野鳥観察が中心でしたが、其れでは地域に何の貢献も出来ていない(観察した公園は全て駐車料金を含めて無料)ので、少しは有料施設にも行かなければ・・・、と思い、厚別(野幌)の北海道開拓の村に行ってみました。旧札幌停車場を表した立派な玄関口で入場券を買おうとしたら受付の人から・・・、「65歳以上ですか?」と訪ねられました。割引料金か?と思い、運転免許証を示すと・・・「はい・・・それでは無料です!」と言われて仕舞いました。札幌に住んでいた時はまだ若かったのでちゃんと料金を払ったのですが・・・、今回は、何の貢献も出来ず、ゴールデンカムイとコラボした月寒あんパンを買って「お茶を濁す」事になってしまいました。
中は、丁度「明治村」の様な感じで、雪景色ともマッチして、とても良い感じの・・・所謂「映えスポット」だと思うのですが、入場客は少なく、何となく・・・「大丈夫か???」と思う位でした。
写真は、下のマップを参考にして下さい。
道東で、オホーツクで、利尻礼文で・・、探しても出逢う事の無かった「クマゲラ」(日本最大のキツツキ)に、何と札幌旭山記念公園で遭遇!前日、半日待っても、出逢ったのはゴジュウカラ・シジュウカラ・ツグミ・ハシブトガラ?等で、目撃情報は有っても遭遇出来なった幻の鳥(自分的には)。そこで、予定を変更してもう一度朝からねばって見ました。すると、公園の中でも愛鳥家の多い「ポートランドの森」に出没!まあ、ピントはアマイし、枝かぶりはしていましたが、「イェティ」や「ネッシー」よりはマシな写真が撮れました。今回、これが最大の収穫です。
有り難う!旭山記念公園
こちらはアカゲラ