先ずは告知です。

この映画・・・ショパンを好きなら・・・、またショパンを知りたいなら最適の映画です。使われている曲は・・・
◯楽曲夜想曲(ノクターン)第20番 嬰ハ短調(遺作)
◯曲バラード第1番 ト短調 作品23
◯華麗なる大円舞曲 変ホ長調 作品18
◯前奏曲 第4番 ホ短調 作品28-4
◯マズルカ イ短調 作品17-4
どれもショパン珠玉の名曲。特に私は、「ショパンで一曲だけ選べ!!」と言われれば、「ノクターン20番!!」と答えるでしょう。映画の事を思い出して聴くと涙が出そうになる一曲です。更に、この5曲からショパンの世界を広げることも出来ます。例えば、ノクターンなら1番2番とか・・・、エチュードなら別れの曲・黒鍵・革命・エオリアンハープ・木枯らし等・・・、その他にも幻想即興曲・ポロネーズ英雄等々、この映画をキッカケに是非ショパンファンが増えればとも思います。
さて、映画です。この映画の主人公は実在の人物。ワルシャワでフォロコーストから生き残ったウワディスワフ・シュピルマンというピアニストの物語です。ワルシャワのラジオ局専属ピアニストのユダヤ系ポーランド人シュピルマンは、第二次大戦に入っても、アメリカが参戦すれば状況は改善すると思いゲットーに残ります。その後トレブリンカ絶滅収容所への移送中に不可抗力によりそこから逃れることが出来ました。それでもシュピルマンはゲットーに戻り、今度は対ナチス・レジスタンスに身を投じる事となります。そんな中、シュピルマンは、ドイツ軍の将校に見つかって仕舞うのですが、その彼を救ってくれたのがショパンだったのです。そしていよいよナチスドイツのワルシャワ撤退が始まり・・・、と言うのが物語の概要です。
ドイツに住むユダヤ人と同じ様にドイツ占領地に住むユダヤ人の置かれた状況がいかに過酷だったか、映画で描かれる廃墟となったワルシャワの状況を見ればよく分かります。そして、人間の愚かさを嫌でも感じる事となるのですが・・・。そんな映画のポスター・・・そこに描かれているワルシャワの廃墟・・・、最近も現実の世界で見た様な気がします。其れは、パレスチナのガザです。ガザの爆撃・・・、誰がヤッたのか?其れは、ユダヤ人国家イスラエルです。愚かなドイツ人も居れば、愚かなユダヤ人も居る・・・、結局、人間の愚かな行為とは人種とは無関係なのでしょう。
ショパンとともに戦争についても深く考えさせる・・・、其れが「戦場のピアニスト」です。

ガザの廃墟
