キャリア・コンサルティングを行うための基本的知識も試験範囲に入ってきますのでぜひ、参考にされてください。
相談実施過程において必要なスキルをお伝えします。
①相談場面の設定
・相談を行うにふさわしい物理的な環境、相談者が安心して積極的に相談ができるような環境を設定するこ とができるか。
・相談を行うに当たり、受容的な態度（挨拶、笑顔、 アイコンタクト等）で接することにより、心理的な親 和関係を相談者との間で確立することができるか。
・主体的なキャリア形成の必要性や、キャリア・コン サルティングでの支援の範囲、最終的な意思決定は相 談者自身が行うことであること等、キャリア・コンサ ルティングの目的や前提を明確にすることの重要性に ついて、相談者の理解を促すことができるか。
②自己理解支援
・職業興味や価値観等の明確化、キャリアシート等を 活用した職業経験の棚卸し、職業能力の確認、個人を 取り巻く環境の分析等により、相談者自身が自己理解 を深めることを支援することができるか。
・年齢、相談内容、ニーズ等、相談者に応じて適切な 時期に適切な職業適性検査等の心理検査を選択・実施 し、その結果の解釈を適正に行うとともに、心理検査の限界も含めて相談者自身が理解するよう支援することができるか。
③仕事理解支援
相談者がキャリア形成における仕事（職業だけでな く、ボランティア活動等の職業以外の活動を含む。） の理解を深めるための支援をすることができるか。インターネット上の情報媒体を含め、職業や労働市 場に関する情報の収集、検索、活用方法等について相談者に対して助言することができるか。
④啓発的経験支援
インターンシップ、職場見学、トライアル雇用等に より職業を体験してみることの意義や目的について相 談者自らが理解できるように支援し、その実行につい て助言することができるか。 相談者がそれらの経験を自身の働く意味・意義の理 解や職業選択の材料とすることができるように助言することが出来るか。
⑤意思決定支援
キャリアプランの作成支援・具体的な目標設定への支援・能力開発に関する支援。
⑥方策の実行支援
相談者に対する動機づけ・方策の実行のマネジメント
⑦新たな仕事への適応支援
方策の実行後におけるフォローアップも、相談者の成長を支援するために重要であることを十分に理解し、相談者の状況に応じた適切なフォローアップを行 うことができるか。
⑧相談過程の総括
適正な時期における相談の終了・相談過程の評価。
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