パーソナリティの理論として代表的なもの類型論と特性論についてお届けします。

パーソナリティとは、個人の感情・思考・行動の一貫したパターンを規定する心理的な特性です。しっかり抑えておきましょう!

 

 

■類型論

一定の原理に基づいて、パーソナリティをいくつかの典型的な型で代表させることによって

その構造を明らかにすること。

▼代表的な類型論
クレッチマーの類型論、ユングの類型論、シェルドンの類型論、シュプランガーの類型論、いエンシュの類型論、ル・センヌの類型論

 

■特性論

パーソナリティの少数を分類する代わりにパーソナリティを構成する比較的多数の基本的単位に分類する。この基本的単位を特性と呼んでいる。
特性とは、個人が習慣的に行う一貫した行動傾向。
特性論はこの特性をパーソナリティ構成の単位とみなし、特性の組み合わせによってパーソナリティを記述し説明しようとするもの。

▼代表的な特性論
ビッグ・ファイブ理論、キャッテルの理論、オルポートの理論、ギルフォードの理論

 

右差しクレッチマーの類型論

性格類型論の代表的な研究者である

クレッチマーは8000人を超える精神病患者の分析から

体型による性格の違いを発見精神病患者の体系と性格の違いを分析し、分類。 

 

体型については

「細長型」「肥満型」「闘士型」「発達不全型」「その他」の5つに分類。

 

正常な人のパーソナリティにも総合失調症、躁うつ病、てんかんの患者にみられる気質的特徴が存在すると主張し

「分類気質」「躁うつ気質」「粘着気質(てんかん気質)」と名付けました。

 

 

右差しユングの類型論

「ユングの類型論」とは、精神科医で心理学者のユングが1921年に発表した

人の内面的な特性を8つに分類する、世界でも有名な性格分類診断です。

 

ユングは、心のエネルギーが「外側」に向く人を「外向的」

心のエネルギーが自分の「内側」に向く人を

「内向的」とし、この二つに分類。

 

さらに、ユングは、人の心には

「思考」「感情」「感覚」「直観」の4つの働きがあると考えました。

人が何か決断を下す時には「思考」か「感情」のどちらかが優位に働きます。

人が物事を捉えるときには、「感覚」か「直観」のどちらかが優位に働きます。

 

外向型と内向型、そして4つの心的機能を組み合わせることで
以下の8つの性格に分類することができます。

 

①内向的 感覚タイプ

②外交的 直観タイプ

③外交的 思考タイプ

④外交的 感情タイプ

⑤内向的 感覚タイプ

⑥外交的 直観タイプ

⑦内向的 思考タイプ

⑧内向的 感情タイプ

 

 

右差しキャッテルの特性論

イギリス生まれの心理学者:キャッテル

人の特性を12の根源特性を抽出し、全ての人のパーソナリティにはこれらの特性から構成されていると考える。

 

右差しアイゼンクの特性論

アイゼンクは、人の類型は、特性から形成されると考え類型論と特性論の統合を目指し

性格特性を4水準の階層で捉えられると提唱。

人のパーソナリティには

内向-外交、神経症傾向、精神病的傾向という3つの次元があることを因子分析の結果に基づいて示した。

 

右差しビッグファイブ

人のパーソナリティの特徴を5つの因子(特性次元)の組み合わせで捉える理論。

アメリカの心理学者コスタと、マックレーのモデルが有名です。

①外向性

②調和性

③誠実性

④神経症的傾向

⑤経験への開放性

 

 

 

 

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