カウンセリング理論は産業カウンセラー、キャリアコンサルタント試験に出題される重要なポイントです。
ボリュームが多いですが、試験ではかなり詳細まで知らないと正解できないといった内容となっており、求められる知識レベルが高くなったと言えます。
これまで学んだカウンセリング理論と重複するかもしれませんが油断しないで学びましょう。
家族療法とは?
1950年代から欧米を中心に発展してきた心理療法。
家族療法では、個人の問題は、家族間の人間関係から生じると考え
家族を一つのまとまりを持ったシステムとみなし、その家族システムを対象としアプローチをしていくシステム論に基づいた療法です。
家族システム論の発展
・二重拘束性コミュニケーションからMRI研修所へ
ベイトソンらは、スタンフォード大学での共同研究の中で二重拘束のコミニュケーションの重要性を見出し、その後、他のメンバーでMRIという家族療法の研究所を作った。
・ボーエンの家族歴史論(多世代理論)
ボーエンは家族が行っている様々な行動をその先祖の多世代に遡ってアプローチする方法を取っている。
・ミニューチンの家族構造論
ミニューチンはスラム街で貧困家庭のセラピーに従事したという事から結びついている。
・その後の家族療法の発展
上記のグループがさらに発展してイタリアのミラノ派(システミック派家族療法のセルヴィニ・パラツォーリ)やボストン派家族療法が形成されている。
短期療法家族療法
ド・シェイザーとキム・バーグらの解決志向短期療法を示す「短期療法家族療法」
問題の原因を追究する時間をなくし、直接治療をし、治療終了後に未来の自分像を構築していく。コンプリメント・例外探し・ミラクルクエスチョンなどの技法がある。
・コンプリメントとは
相手の話したことを肯定的、または、支持的に評価したり相手を労ったり、相手の話に敬意を表したりすること。
・例外探しとは
問題の例外を尋ねるもの。問題がなかった時や,問題があっても今よりいい状態だったときの具体的状況を尋ねる。
・ミラクルクエスチョンとは
ゴール作りの質問。
奇跡が起きたと仮定して、問題解決した姿やなりたい姿を具体的にイメージさせる。
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