だんだんと花が少なくなってきました。
原っぱや河原では、センダングサやセイタカアワダチソウが咲き出しました。
そんな中、虫たちが次々にやってくる人気者が咲いてます。
「オオベンケイソウ」です。 漢字では「大弁慶草」です。
すごい名前・・歌舞伎役者みたい。
ベンケイソウ科、ムラサキベンケイソウ属の多年草です。
中国の東北部や朝鮮半島が故郷のようです。
日本には明治時代に連れて来られたようです。
茎も葉もちょっと・・雰囲気が違います。
肉厚で観葉植物の葉みたい・・。
図鑑には「蝋のようなものがあり、白緑に見える」・・とあります。
そもそも日本にはベンケイソウが高山植物として中部山岳一帯に自生しています。
でも園芸店ではベンケイソウとして売られているのはこの「オオベンケイソウ」が殆どだそうです。
それにしても「ベンケイソウ」の弁慶はあの弁慶さんのことでしょう。
強くて男気があって、主君に忠誠・・。
この花が強くて丈夫?なことで「ベンケイ」になったとか・・。本人は辛いかかも。
うす紅紫色の花で、5弁あります。
たくさん集まって笠のようになって四方八方に向いて、どこからでも来なさい!です。
でも・・「弁慶の泣き所」があるのかも・・
花びらの1つは三角形です。
長い雄しべが目立ちます。
萼片、花びらが5つずつ、雄しべは10本、雌しべは1つ。。
出来る果実は袋果です。