ピーター・オトゥールさんが亡くなったという報に接しました。
『「一番好きな映画は何?」と聞かれたら、私は迷わず「アラビアのロレンス」と答えるでしょう!!』
と訃報に接し、ツイートしました。
「アラビアのロレンス」を演じたオトゥールは素晴らしかった・・・。
とても魅力的に演じていましたよね。
2011年2月6日、拙ブログで「アラビアのロレンス」を書いていますので、
転載しておきます。
エジプトがえらい事になっています。
長く続いたムバラク政権に対して、大多数の国民がノーを突きつけました。
チュニジアと同様ツイッターやフェイスブックが大きな役割を果たしています。
この様を見ていると、20年前の東欧革命を思い出します。
1989年秋、東西に分かれていたベルリンの壁が壊され、ブランデンブルグ門が開いた時の
あの歓喜の様子は私には忘れられません。
これをきっかけに民主化の勢いが東欧各国に広がっていきました。
あの時はパラボラアンテナが大きな役割を果たし、瞬く間に民主化運動が国境を越えたのでした。
中東を考える時、
名画「アラビアのロレンス」の時代まで遡らねばなりません。
イギリスの軍人、トーマス・エドワード・ローレンスの物語です。
映画「アラビアのロレンス」は
第1次世界大戦当時(1916年)、あの辺りは、まだオスマントルコが支配していました。
そのトルコからアラブを解放するためにアラブ人を支えたT・E・ローレンスの物語です。
この物語を見ると、今の中東の起源がよく解るはずです。
実は私が初めて観た洋画なんです。
小学校の時に近所の大学生のお兄ちゃんに映画館に連れて行ってもらったのですが、
何せ小学校の低学年ですから、画面の壮大さに目を見張るばかりで、内容はチンプンカンプンでした。
でも、砂漠でアラブ人の服装でロレンスが佇む姿など忘れられないシーンが脳裏に焼きついて・・・・。
大人になってから、あの映画は「アラビアのロレンス」だったんだということに気が付いたのです。
中東の地図って、定規で線を引いたような国境ですよね。
あれって本当に不自然極まりないのですが、そのあたりのことも欧米列強の思惑だと
いうことが理解できると思います。
映画って本当にいいですね。
って・・・。
大人になってから、何回観たことか!!
多分どこかで追悼の番組があるでしょうし、また観られるのでは?と期待しています。
とても長~い映画ですが、素晴らしいですよ。
ご覧になってないかたには是非ご覧いただきたいと思っています。
多恵子