朝から一日中雨の土曜日です。
新緑が雨にうたれてとても綺麗ですよね。
リビングで庭を眺めながら、雨に咲く花やなあ~~と思いながら、コーヒー・タイムを過ごしました。
このブログも4年目にもなりますと、毎年季節が巡ってくる度に同じようなことを想う自分に苦笑しています。
多分、前にも「雨に咲く花」とタイトルした日記があったような気がするのですが・・・・・
元々、「雨に咲く花」は昭和10年に関種子さんという東京音楽学校出の歌手によってヒットした曲です。
映画の主題歌だったと聞いています。
我々が知っているのはロカビリー全盛時代の昭和35年に3人ひろしで有名な井上ひろしさんの歌う「雨に咲く花」ですよね。
そうです。「雨に咲く花」はカバー曲だったのです。
そんなことをまた思い出しながら、雨を眺めている内に、近頃の音楽シーンのヒット・アルバムってカバーばっかりやなあ~とあらためて思いました。
最近では、90年代を一世風靡したMR.BIGのエリック・マーティンまでが、邦楽女性アーティストのバラード・ヒット曲を英語カバーしたアルバム「MR..VOCALIST」がヒットして、この度、2がリリースされましたものね。
もう、行き着くところまで行き着いてしまったのでしょうかねえ、新しい作品がなかなか生まれないという現状に
ちょっと淋しさを感じます。
日本で始めてのカバー曲って何かご存知でしょうか
それは・・・・・・・・
「アラビアの唄」です。
サ~バクゥ~に日がおちて~~~っていうあの曲です。
昭和3年、二村定一さんの歌です。
レコードにカプリングされたのは「青空」です。
もともとはジャズからきているのでしょうね。
二村定一さんはカバーではありませんが、フランク永井さんの大ヒット「君恋し」のオリジナルも歌ったと記憶しております。
「雨に咲く花」「アラビアの唄」「君恋し」・・・・・
当時の歌謡曲って、洒落ていると思いませんか?
今の演歌も含めて歌謡曲と言われるものがなんかとてもつまらない曲に思えてしまうのですが・・・・・・
こんな話を前に日曜の午後にABCで担当していた「サンリク」でしましたっけ・・・・・
あの時は面白カバー特集だったと思います。
確か、あの時イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」のカバーで笑いました。「嵯峨野さやさや」というヒットを持つ
女性フォーク・デュオ「タンポポ」って覚えてらっしゃいますか?彼女たちが日本語訳の「ホテル・カリフォルニア」を
歌ってたんです。
雨を見ながら、CCRの「雨を見たかい」ではなく、「雨に咲く花」を想い、そこからカバー曲まで・・・・・
頭の中がドンドン飛んで行きますわ
そんなこんなの午後ですが、阪神がめでたく3連勝
5割に戻りました
多恵子