見事に咲き誇ったソメイヨシノが風が吹くたびに、散り始めています
少し強めの風が時々吹くと・・・・・・・・
それはものすごい勢いで、あたりが真っ白になるぐらいの花吹雪です。
今日は、大量の花びらが、舞い散りました。
先週末はまだ7分咲きから8分咲きぐらいかなと言っていたのが、もう一部葉桜になってます。
清水へ祇園をよぎる桜月夜こよひ逢ふ人みなうつくしき
与謝野晶子の大好きな短歌です。
今日の日曜でお花見も今年はお終いというところでしょうか。
しかし、
ソメイヨシノに変わって、公園の山桜が今日は満開になりました
夕陽に照らされてとても綺麗でした。
毎年、ソメイヨシノが散り始めた頃に咲くのです。
同じ桜でも山桜はソメイヨシノに比べ少し華やかさにかけますが、こちらのお花の方が、日本的です。
まあ、ヤマザクラが日本の野生種で元々日本で自生していたのはこちらの桜ですからね。
昔から俳句や短歌の世界では花といえば桜をさしましたが、その桜は山桜だったのでしょうね。
ソメイヨシノのように散り始めて葉桜になるのではなく、開花と同時に赤茶の葉が一緒に出ていますが、それが何ともいいのです。
「山桜」って藤沢周平の短編にありましたよね。
確か映画にもなってましたが・・・・・。
この姿、本当に藤沢周平の世界やなあ~~と思いながら、見上げる私です。
早朝、ABCの毛利千代子さんの番組でこんな唱歌がかかってました。
「花かげ」
1 十五夜お月さま ひとりぼち
桜吹雪の 花かげに
花嫁すがたの おねえさま
俥(くるま)にゆられて ゆきました
2 十五夜お月さま 見てたでしょう
桜吹雪の 花かげに
花嫁すがたの ねえさまと
お別れおしんで 泣きました
作詞:大村主計
作曲:豊田義一
子供の頃、よく歌ったという記憶は殆どないのですが、何かの機会によく耳にしました。
しかし、最近はこういう曲を教えもしないし、お母さんが子守歌代わりに子供に歌うこともありませんので、
ホントに何十年ぶりに聴いたなあ~と思いました。
今聴けるとしたら、ドラマなどのBGMか何かでしょうか。
「花影」って、何て美しい言葉でしょう
ちょっと感動しました。
多恵子