今日12月13日は事始めです。事始めとは来るべきお正月の準備を始める日ということですよね。南光さんも今日は米朝師匠のところへ行ってるのかしら??毎年13日には一門の集まりがあるように聞いています。
テレビでは京都の祇園の舞子さん芸妓さんが井上流の井上八千代さんのところへ挨拶に行く様子が毎年流れます。小さなお鏡餅を持っていくのですよね。井上流のお座敷ではそれを並べる雛壇が用意されていますよね。
米朝師匠のところへは最近はお餅を持っていかないようなことを南光さんは言ってました。皆にお餅を持ってこられても困るだろうとの気遣いからと聞きました。そうですよね。米朝師匠も高齢になられ若い頃と同じようにはいきませんもの・・・・・
伝統芸能の世界ではこの事始めが今もこのように生きていますが、我々一般家庭ではもう事始めという言葉も
死語に近いのではないでしょうか?20年程前までは我が家も母が「今日は事始めやなあ~~!!」と言ってたような気がしますが、最近ではあまり言わなくなりました。お歳暮なども事始め以降にお届けするものと母から聞いております。最近ではデパート商戦の関係でドンドン早めになりましたものね。なんか味気ない世の中です。
文化は無駄なものの中から生まれます。損得ばかり考えてる今の世の中では文化は生まれるどころか衰退するばかりということになりかねません。
北野の天神さんでは大福梅が今日から配られてます。お正月にお茶の中に入れて飲むと一年間無病息災だそうです。これもテレビで毎年流れますね
兎に角今日からお正月の準備を始めるのですよ。ということで、私は今日、来るべきお正月をすっきりと過ごしてもらおうと母を美容院に連れて行きましたわ
多恵子