今朝起きてスポニチを見てびっくりしました。
午後からはテレビのワイドショーなどでずいぶん報道されていると思いますし、双方の記者会見もあったようです。
「おふくろさん」の作詞者の川内康範さんが、去年の年末の紅白で森さんの唄った「おふくろさん」を見て
「俺の創った曲じゃない!!」とえらいお怒りで、「もう森にはこの歌、唄わせない!!」と・・・・・・
「おじさん」、というよりこの作詞の大家の「おじいさん」(86歳ですって!!)、
「曲の始まる前に自分の意図しないセリフがついている」としきりに言っておられました。
あれは、「セリフ」じゃないでしょう
いつも心配かけてばかり いけない息子のぼくでした~~~~
あれは、「verse」(バース)って言うんです
音楽に長いこと携わっている人が「セリフ」はないでしょう
「おふくろさん」は作詞がこのイチャモン付けてる川内康範先生。作曲が亡くなった森さんの師匠猪俣公章さんです。
その猪俣さんと保富康午さんがこのバースをコンサート用に創ったんですよお。
私が初めてこのバース付きの「おふくろさん」を聴いたのはもう20年ぐらい前の大阪でのコンサートでした。
その日はOBC歌謡ベストテンという番組の取材で、コンサート前に森さんにインタビューを頂いたのですが、
インタビューが終ってから観たコンサートで初めてこのバース付きを耳にしました。
もう客席中感動の渦でした。
あれから20年は経っています。
その後、NHKでは森さんよく唄ってきています。
去年の年末のことを川内御大は言ってますが、一昨年の紅白も唄ったはずですし、それまでも何度もNHKで聴いてますよ!
何で、今頃と・・・・・・・思うんですが。
猪俣さんと保富さんほどの人が著作権のことを知らないわけでもないでしょうし、これって多分アルバムにも収められていると思いますので、レコード会社もその辺のところどういういきさつがあるのか、不思議でしようがありません。
ただ、今日の会見で川内御大は
「この曲は自分の思いが詰まった曲だから、森にはもう唄わせない」と言っていましたが、
著作権のような金銭に関することはよく解りませんが、私は、このように思います。
「この位の歌になると、歌って一人歩きをするものです。
森さんの唄う「おふくろさん」は誰のものでもない、それを聴くリスナーのものではないのでしょうか?」と・・・・・・・・・
ところで、verseですが、ジャズのスタンダードではよく付きます。
短いものでだいたい8小節ぐらいから、長いのはもっとというのもありますが、
有名なのは「スターダスト」や「思い出のサンフランシスコ」があります。
「思い出のサンフランシスコ」はバース付きが私は大好きです。
これらは最初から付いていたのか、それとも、今回のように、後から付けたのかどちらなのでしょうかね
知りたいところです。
verseの役割は、曲に入る前のト書きのようなものだそうです。
本編に入る前にその曲の状況を分かってもらうというか・・・・・そんな役割をするものです。
森さんのコンサートではこの「おふくろさん」と「うさぎ」は是非物なので何とかして欲しいと願うばかりです。
話は変って、南こうせつさんと喜多条忠の「神田川」コンビで新曲が3月にリリースされるそうですよ。
21年ぶりだって 「神田川・パート2」だって
多恵子