ハルウララ引退 “不滅”0勝113敗
高知競馬(高知市)の人気サラブレッド・ハルウララ(牝(めす)、10歳)が、競走馬登録を抹消し、現役を引退することがわかった。デビュー以来113連敗して脚光を浴びたが、2004年8月のレースを最後に休養しており、ついに一度も勝てずに競馬場を去る。
ハルウララは1998年11月17日にデビュー。勝てないながらもひたむきに走る姿が大ブームを巻き起こし、04年3月には人気ジョッキー・武豊騎手も騎乗した。
赤字に悩む高知競馬の03年度収支を約8100万円の黒字に転じさせるなど話題を集めた。
馬主のエッセイスト、安西美穂子さんは、読売新聞の取材に「昨秋に引退レースをしたかったが実現できず、年齢的にも成績的にも、もう無理だと思い、引退させることにした。レースで勝たせてあげることはできなかったが、今後は人を癒やす仕事をさせたい」と話している。
(2006年10月04)
ディープインパクトの影に隠れてあまり話題になりませんが、ハルウララを訪ねました。
阪神の安芸キャンプに行った時に寄ったのですが、実に可愛いおとなしい馬でした。