在日朝鮮人中傷 差別落書き ４ （ＳＮＳの反応①・実際の落書きはこちら③）
在日朝鮮人中傷 差別落書き ５ （ＳＮＳの反応②・実際の落書きはこちら④）
今日起こった朝鮮学校への嫌がらせ カッターナイフがまかれていた
北朝鮮ミサイル発射で中学生に因縁、電車内で暴行…「日本から出ていけ」と電話も朝鮮学校に被害相次ぐ
朝鮮学校生徒への暴行など相次ぐ ２ （ヘイト相次ぐ ミサイル発射契機に）
朝鮮学校生徒への暴行など相次ぐ ３ （ヘイトクライム防止を法務省に要請③）
朝鮮学校生徒への暴行など相次ぐ ４ （北朝鮮ミサイルが日本列島通過すると…)
朝鮮学校生徒への暴行など相次ぐ ５ （岸田首相国会で言及 在日コリアン狙うヘイトクライム相次ぐ）
の続き
信濃毎日 社説 10/20
〈社説〉朝鮮学校ヘイト 尊厳脅かす暴力、止めねば｜信濃毎日新聞デジタル
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2022102000032
差別意識に根差した暴力をはびこらせてはならない。とりわけ、子どもたちが標的にされる状況を見過ごすわけにいかない。
北朝鮮のミサイル発射をきっかけに、朝鮮学校に通う生徒への暴行や暴言が相次いでいる。教員や支援団体が法務省にヘイトクライム（差別を動機とする犯罪）を防ぐ対応を要請した。
確認できただけで、松本市の初中級学校を含む全国６校で１１件の被害があったという。東京の中高級学校の生徒は、電車内で５０代くらいの男性に足を踏みつけられ、「日本にミサイルを飛ばすような国が高校無償化とか言ってんじゃねえよ」と威嚇された。
ＳＮＳにも「朝鮮学校をつぶせ」といった書き込みが絶えない。北朝鮮がミサイルを撃ったからといって、日本の朝鮮学校に通う生徒が責められる理由は何もない。民族や国籍でひとくくりにして排撃する言動は許されない。
標的にされているのは朝鮮学校だけではない。在日朝鮮・韓国人に対するヘイトクライムはここへ来て深刻化している。
昨年８月には、在日の人々が暮らす京都のウトロ地区で放火事件が起きた。今年４月、大阪のインターナショナルスクール「コリア国際学園」に侵入し、火をつけたとして逮捕された男は、名簿を盗んで韓国人を襲うつもりだったと供述している。
東京の赤羽駅では先月、ホームに掲示された横断幕に「朝鮮人コロス会」と落書きされているのが見つかった。周辺には在日の人たちが多く住む。殺害をほのめかしておびえさせる意図だったのか。悪質と言うほかない。
排外主義が広がり、在日の人々の尊厳が脅かされている状況をなおざりにできない。差別に根差す暴力やそれをあおる言動を防ぐことは国と自治体の責務だ。
にもかかわらず、むしろそれに逆行する政策が目につく。政府は高校無償化制度の対象から朝鮮学校を外し、コロナ禍で困窮した学生への緊急給付金でも朝鮮大学校を除外した。あからさまな分け隔ては、それ自体が「官製ヘイト」として差別をさらに助長する。
高校無償化からの除外を不当として元生徒らが起こした裁判は全て原告の敗訴が確定した。司法もまた、学ぶ権利や教育の独立を守る役目を果たしていない。
ヘイトクライムを生む、構造的な差別を断たなければならない。政府は、差別を許さない姿勢を明確に示すとともに、排外的な政策そのものを改める必要がある。
■前回アップした記事■
↑共同通信の記事より
↑韓国中央日報より
↑こちらのサイトより
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アップします。