3月20日、「第31回イギョラ杯国際親善ユースサッカー」の2日目が行われ、Aグループの第3試合で流通経済大柏(千葉)と東京朝鮮中高級学校(東京)が対戦した。
東京朝鮮中高級学校は1日目の神戸弘陵(兵庫)に1-2で、京都サンガF.C.U-18(京都)に0-5でともに敗戦。この日の第1試合でも矢板中央(栃木)に1-2で敗れているだけに、是が非でも勝利を挙げたいところ。また、流通経済大柏も初日は矢板中央に0-1、神戸弘陵に2-4と連敗しているだけに、負けられない一戦と言える。
試合が開始されると、気迫のこもった立ち上がりを見せたのは東京朝鮮中高級学校。前半9分、MF7チョン テナムが右サイドを攻め上がり、CKからゴール前で混戦を生むもシュートまでは至らない。
その後、再三チャンスを作るも得点を奪えなかった東京朝鮮中高級学校は前半17分、FW9キム ヒョンジュンからのパスを受けたMF10パク ソラがドリブルで持ち込みシュートを放つとボールはネットを揺らし、先制点を奪う。
さらに東京朝鮮中高級学校は前半33分にもカウンターからMFパク ソラが2点目のゴールを奪いリードを広げるも、直後の34分、流通経済大柏はFW11宮川恋がゴールを奪い1点差として前半を折り返す。
前半終了間際の得点で息を吹き返した流通経済大柏は、後半に入っても主導権を握る。6分にはFW宮川がスピードを活かして右サイドを突破。中にクロスを送るとFW9田口来輝が飛び込むも合わずノーゴール。13分にはまたしても宮川と田口の連携でチャンスを作るもフィニッシュまでは持ち込めない。
その後は一進一退の攻防が続き、東京朝鮮中高級学校が逃げ切るかと思われた後半アディショナルタイム、流通経済大柏は、FW宮川の突破からチャンスを作ると、最後は途中出場のMF27飯浜空風がゴールを奪い同点に持ち込む。
しかし間もなく試合終了のホイッスルが吹かれ、試合は2-2のドローに。東京朝鮮中高級学校が奪った2点のリードを、流通経済大柏は前半終了間際と試合終了間際のゴールで挽回。互いの意地がぶつかり合う、気迫のこもった試合だった。
今日最終日もがんばってください。
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