朝鮮民主主義人民共和国の今 20 (夏は1万円以上で落札された?大同江ビール)
↑(1~20まではこちら)
朝鮮民主主義人民共和国の今 21 (朝鮮の海水浴 南中央日報州の南浦ビーチ〉
朝鮮民主主義人民共和国の今 22 (日本の大手メディアが報じない庶民の素顔と日常)
朝鮮民主主義人民共和国の今 24 (祖国解放74周年公演の様子)
朝鮮民主主義人民共和国の今 26 (平壌で日朝大学生が交流 「関係改善につながる」)
朝鮮民主主義人民共和国の今 27 (平壌の夏。こちらのブログをご覧ください)
朝鮮民主主義人民共和国の今 28 (写真はこちら 白頭山で天池を見れた人は運に恵まれている)
朝鮮民主主義人民共和国の今 29 (朝鮮の高層マンション他)
朝鮮民主主義人民共和国の今 30(金剛山の紅葉シーズンが来ましたね)
朝鮮民主主義人民共和国の今 32 (ルポ朝鮮の今 訪朝で見えた金正恩政権の狙い①)
朝鮮民主主義人民共和国の今 33 (子供たちときれいな農村)
の続き
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の今のありのままをアップします。
今日は
板門店で状況を説明する朝鮮人民軍の中佐(撮影:筆者)
ルポ 訪朝から考える金正恩政権の狙い(2)
今年訪朝した際の体験から、金正恩政権が何を目指しているのかを考えるシリーズ。2回目は、ITに力を入れる姿と、朝鮮人民軍の軍人に見える変化。この記事は拓殖大学海外事情研究所の季刊誌「海外事情2019 9・10」に寄稿したものに一部加筆、修正して掲載している。掲載については同研究所の許可を得ている。(立岩陽一郎)
IT重視の強調
訪朝時の視察先は、1回目に書いた通り、先ず在日本朝鮮人総連合会(総連)に希望を伝える。それを朝鮮対外文化交流協会(対文協)の日本局とで調整して決まる。拉致被害者に関係する施設なども希望するが、それは簡単に了承されない。
つまり私が視察できる場所は、対文協も問題ないと考えるか、或いは、率先して見てもらいたいと考える場所となる。それは言い換えれば、金正恩政権が見せたいと考えている場所とも言える。
今回の訪朝で保育士と小学校教諭を要請する平壌教員大学を視察したのも、その文脈で考えると興味深い。これは私が希望したものではなく、対文協の方で調整してくれたものだ。
そこでは学生たちが、CGを駆使した授業の進め方を学んでいた。ある教室では、前方で1人の学生が踊っていた。脇には大きなモニターが置かれ、その画面の中で子豚のCGキャラクターが踊っている。学生と子豚の動きはそっくりだ。