朝鮮民主主義人民共和国の今 5(元NHK記者 朝鮮訪問2耳も目も疑った朝鮮人民軍中佐の言動) | かっちんブログ 「朝鮮学校情報・在日同胞情報・在日サッカー速報情報など発信」

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朝鮮民主主義人民共和国の今 1 (朝鮮のファッション2019.북조선 녀성) 

 

朝鮮民主主義人民共和国の今 2 (朝鮮の春 きれいな写真ご覧ください) 

 

朝鮮民主主義人民共和国の今 3 (北朝鮮のかわいい女子学生達) 

 

朝鮮民主主義人民共和国の今 4 (元NHK記者 朝鮮訪問!北朝鮮は確実に変わっている)

 

 

の続き

 

 

 

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の今のありのままをアップします。

 

 

 

今日は

 

 

 

 

 

 

板門店でも丸腰で 耳も目も疑った朝鮮人民軍中佐の言動

 

 

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/253830?fbclid=IwAR3GCnZTmUii9mKbT-_Ap95WWvWnaO65Twd7ekH4E1eswndUhcmPnnPynYY

 

 

 

前回に続き訪朝ルポをお伝えする。私は4月27日に平壌に入った。そして翌々日の朝7時過ぎに市内のホテルを出て、車で南下した。いわゆる基幹道路を走るのだが、アスファルトはところどころで亀裂が入っている。乗り込んだマイクロバスは激しく揺れる。平壌を出ると、窓の外には、田畑とところどころに小さな集落という景色が広がる。明らかに活気のある平壌とは異なる情景だが、それについては次回に譲る。

 途中で休憩をはさみ、3時間余り走る。すると、道の両側に高さ3、4メートルほどの高さのコンクリートの構造物がところどころに並び始める。

「あれは、道路を遮断するためのものですね?」

 付き添いの対文協=朝鮮対外文化連絡協会の担当者に尋ねると、「そうです」と答えた。これは韓国も同じだ。有事の際には爆破で構造物が倒れて道路を封鎖する。牧歌的な風景が続く中で、軍事境界線に近づいたことを感じる瞬間だ。しばらく行くと、バスは巨大な門の前で止まった。板門店の北側の入り口だ。撮影はすでに禁じられている。ここで入域の手続きと、朝鮮人民軍による状況説明がある。去年も行った土産物屋に寄ると、既に中は中国や欧州からの観光客でごった返していた。

 

あれ? 少し驚いたのは、土産物に変化が見られたからだ。ローマ字でPyongyangと書かれ国旗が描かれたキャップやTシャツ。それに、美しい女性を描いた絵ハガキなどが売られていた。明らかに外国からの観光客が喜びそうなものを置いている。いくつか買い求めた。去年は、そもそも買いたいと思うものがなかった。手続きが終わり、朝鮮人民軍の中佐(写真)が説明に立った。当然だが、去年の軍人とは違う人物だった。去年は大尉だったと記憶している。中佐はかなりの高位だ。

 意外だったのは、淡々とした状況説明に終始したことだった。前回は、この段階で、「卑怯にもアメリカ軍は……」といった説明が行われていたのだが。

「ここから軍事境界線までは車で進みます。非武装ですが、念のため、我々が同行します」

 中佐がそう説明して部下を連れて我々の乗るマイクロバスに乗り込んだのは去年の通りだ。ただ、去年と明らかに違う。バスの中でも談笑に応じる。

 

「ピストルをしていませんね?」

「ええ、去年までは軽武装が許されましたが、今は非武装です。我々はピストルも所持していません」

 中佐だけではない。ヘルメットとサングラス姿の部下も丸腰だ。バスは、去年と同じコースを進む。最初に、1953年の朝鮮戦争休戦協定が議論された建物に案内され、その後、協定が締結された建物を案内される。そこでの中佐のアメリカに対する誹謗中傷は、実は去年と変わりなかった。一言で言えば、「アメリカは事実上の敗北を認めたくなかったために『休戦』とした」ということだ。ただ、説明が終わった後の私の質問に対する答えは大きく違った。

「今、米朝で対話が進んでいますが、仮にこれが決裂すれば、やはり戦争になるのでしょうか?」

 私はそう尋ねた。実は去年、米朝会談を前に同じ質問をしていた。その時の答えは、「仮に、米朝が再び戦争になれば、アメリカ軍は誰一人この場に協定に来られないくらい完膚なきまでに叩き潰す」だった。

 

 

 

 

 

 

今回、中佐は次のように言った。

「戦争になるなら、もう既に我々は戦っていますよ」

 え? 私はわが耳を疑った。中佐は笑って、「さぁ、展望台に行きましょう」と私をマイクロバスにいざなった。通訳した対文協の担当者も驚いていた。去年も私の通訳をしてくれていた彼は、こう言った。

「驚きました。あんな発言が出るとは」

 もちろん、緊張緩和をアピールしたいという狙いがあるのだろう。ただ、何をアピールしたいのかを事実として踏まえておくことは重要だろう。対文協の担当者がやれやれという表情で言った。

「立岩さんの通訳は命がいくつあっても足りません」

 私も笑った。

※コラムへの感想や意見は以下のアドレスへ。
 tateiwa@seedsfornews.com

 

 

 

 

立岩陽一郎

 

 

 

調査報道を専門とする認定NPOを運営「ニュースのタネ」の編集長。一橋大学卒業。NHKで初めて戦場特派員としてイラク、クウェートを取材。社会部記者、1年間の米国留学の後、国際報道局デスクを経験するなど華々しいキャリアを築くも「パナマ文書」の取材を最後に49歳にしてNHKを辞職しその翌日渡米。現在は公益法人「政治資金センター」理事や毎日放送「ちちんぷいぷい」のレギュラー・コメンテータ、ニュースメディアへこれまで培ってきた報道の世界の鋭い目線で記事を提供するなど活動の幅は多岐に渡る。『トランプ王国の素顔ー元NHKスクープ記者が王国で観たものは』などの著書がある。近著は『トランプ報道のフェイクとファクト』。

 

 

 

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/253830?fbclid=IwAR3GCnZTmUii9mKbT-_Ap95WWvWnaO65Twd7ekH4E1eswndUhcmPnnPynYY

 

 

 

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