2022.8.31
状況が少し落ち着いたのでアップしようと思う。
これは当事者本人がブログやSNSにあげる事を望んだものです。
最初に彼女から来たDMは…
妊娠している事実
今は産めない状況
親との関係
について。
その上で
「ネットで見てみると中絶は人殺しとかなんか重い言葉があってどうしていいか分からなくなってしまって。」
彼女の言葉ママ
彼女の言葉ママそう受け止めてしまうのも無理はない。ネットで「中絶」と検索するとトラウマ抱えている人の記事や、反対派の人たちの言葉が並ぶ。
彼女の気持ちを受け止めつつ…
「誰であっても自分の人生をよりよく選ぶ権利がある」と伝えた。
「私は中絶を選んで良いのでしょうか
」
」誰かの後押しが欲しい。「大丈夫だよ」と言って欲しい。これはどんな場面でも誰でも経験する事。
「選んで良いよ」
「大丈夫だよ」
「あなたの権利なんだよ」
と繰り返したのだった。
そして、妊娠SOS埼玉
も、ご紹介
ところがここからすんなりと行かなかった。
いろいろあったストーリーは、小分けにして書こうと思います。
今日は中絶ケアの事。厚生労働省の発表によると、2020年度出生数は84万832人、中絶数は14万5,340人。約15％の人が中絶を選択している現状。
理由や背景はいろいろだと思う。心身の傷の具合も人それぞれだろう。
でも…無傷の人はいない。
無傷でいられるワケがない。
私は彼女の疑問にできるだけ全部応えた。疑問が解決する事で少し安心し少し前に進めるように。そして自分の選択に自信を持てるように。
意図せぬ妊娠をサポートしてくれる団体も紹介した。助けてもらえる場所は多い方が良い。
彼女自身も自分でいろいろと調べていたから私が答えるとすっと理解する。
賢い
彼女は迷うことなく準備を進めているようだったけれど、葛藤は抱えていたはず。
性教育の遅れを指摘する声は多い。
最近冨に多くなっている。
でも追い付いてない。
思春期の子が妊娠したとなると、本人を責める声が上がる。
「なんで」「なんで」と詰め寄る声もある。
んが
そもそも、妊娠を避ける方法をちゃんと教えていない。
その上
ここで「nosex」論者が飛び出すのも習わし。
「nosex」
100％の避妊率。
sexしなきゃ妊娠しない。
そりゃそう。
でもどーだい
思春期世代
好奇心も、冒険欲も、性欲だって接触欲だってある。枯れたおじさんおばさんと違う
（これは私のコトです）
好奇心も、冒険欲も、性欲だって接触欲だってある。枯れたおじさんおばさんと違う（これは私のコトです）ネットでは遠慮なくそれらを煽る情報がじゃんじゃん垂れ流されている。
「妊娠したくなきゃnosex」だけで乗り切ろうって…もう無理っしょ
それは、虫歯になりたくなければ甘いものを食べない。
の一本で押し切ろうとしているようなもの。美味しいスイーツの情報流しながら。
その上、歯磨きは「大人になってから」
虫歯になって手に負えなかったら歯医者に行けば何とかするけど、ここでも「自費だよ」「めちゃ高いよ」ってなる。
ナイショで甘いものを食べた子は、さんざん言われたのに言いつけを守らなかった事を負い目に「親には言えない」「学校にバレたら退学かも」と追い詰められる。
例えが極端かしら…
わかりにくいかしら…
とにかく
彼女が抱えた葛藤は私たち大人が抱えさせたもの。
と私は思う。
申し訳ない。
大人の代表としてせっかく連絡をくれた彼女にお詫びの気持ちで関わる事になったのだった。
もう一度…
いろいろあったストーリーは、小分けにして書こうと思います。
彼女の気持ちを確認しながらゆっくりあげます。
※
いろんな考え、いろんな思いの方、いらっしゃると思います。この手のテーマになると時折乱暴なコメント頂きますが…本人も、また同様の経験している子も読んでいるので、乱暴なコメントは承認しません。ご了承下さいませ。
はい。もろみです
