2019.9.1
昨日はこちらの映画観に。
ご縁があってセカンドチャンスの女子部門で講演させて頂いた事があり、そのきかっけを作ってくれた方からご招待頂いた。
女子少年院に入院している4人の少女のインタビューと、一人の少女の退院後を追ったドキュメンタリー。
どの子も幼少期の親との関係が引き金になっていると思わざるを得ない。
「三つ子の魂百まで」って言葉や「三歳児神話」は否定的に捉えられる事もあるけれど、乳幼児期、学童期、どんな大人と出会って、どれくらい許されて来たかって、大切だと感じた。
映画終わって監督の中村すえこさんが「女の子たちがみんな『私、幸せになって良いんですか?』って聞くんです」って話してた。
しあわせになっちゃいけないって思っていると…
なんて切ない問いなんだろう。胸が締め付けられる。
映画観終わって、帰宅すると次女がもるこを連れて遊びに来ていた。
1歳2ヶ月のもるこは、いろんなモノに興味を示し、果敢に挑戦して行く。やりたい事ができなかったり、失敗して何かにぶつかると泣いて訴える。泣きだすとすぐさま周りの大人たちが助けに行く。泣き止むとあっさり気を取り直し、さっき失敗した事をまたやり始める。
こんな事の繰り返し。
ものすごく当たり前な光景なんだけど、映画観た後だったから、当たり前である事の幸せとか贅沢とか重く感じる。
子どもは、この時期に「挑戦する。失敗する。助けてって言ってみる。助けてもらう。また挑戦できる」ってのを繰り返し学んで行く。
この時期逃して後からこの経験するのは、多くの人の理解と根気が必要になる。けど、できなくはない。そう。いつだって。
映画見て、少女たちに、私ができる事ってなんだろう…今は大した事できない気がする。
せいぜい…募金して、「映画観て」って宣伝する事かな…
それから、映画では描かれていなかったけれど、私がこれまで出会って来た子たちから感じる「妊娠・出産」を人生のリセットボタンだって考えている子たちに「そのボタン、リセットにならない事も多いにあるよ」ってゲンジツ伝えて行く…これ、できるかも知れない。
だいぶ昔の事だけど、14歳でママになった子が「妊娠わかった時、やっと自分に家族ができる。これでしあわせになれる…と思った」と言っていた。
実際にはそうならなかった。パートナーは妊娠がわかってすぐに収監されてしまった子だった
あ~…でも…ネガティブキャンペーンになっちゃうな~
大人のみなさ~ん
一緒に考えてくださ~い
8本の脚が複雑に絡み合う…編み物みたいなもろぽん